50代の資産運用・NISAにおすすめのETF7選!【2020年最新版】

「50代からの資産運用におすすめのETFはないだろうか?」と、お困りではありませんか?

50代は、マイホームのローンや子どもの教育費も落ち着き、老後に向けて本格的な資産運用を開始していく年代です。今後の日本では70歳定年となることがほぼ確実であるため、50代からETFによる資産運用を始めても遅くはありません。

50代のETF投資には、老後資金を形成するのにおすすめの株式連動型ETFと、分配金に優れる安全な債券ETFをバランスよく保有することがおすすめです。

今回は、全ETFの中から厳選した50代の資産運用におすすめのETFを7銘柄紹介していきます。

 

50代におすすめのETFとは?

ETFは「Exchange-Traded Fund」の略称で、「上場投資信託」や「上場投信」と呼ばれる金融商品です。

ETFは日経平均やTOPIX、NYダウといった指数(インデックス)に連動することを目的としており、このようなインデックス投資は個別株投資よりも圧倒的にリスクが小さいことがメリットです。

ETFにはさまざまな種類がありますが、資産運用の目的に合わせて銘柄を選ぶことが欠かせません。

50代は、マイホームの購入や子どもの教育資金も一旦落ち着き、老後資金のための資産運用を本格的に始めていくことになる年代です。

金融庁の試算でも話題になりましたが、平均寿命の延びによる人生100年時代と人口減少による年金危機が同時に訪れる今後の日本では、定年や年金受給開始年齢は70歳まで下げられるのはほぼ確実です。

「50代から資産運用を始めるなんて遅過ぎる!」と思われるかもしれませんが、70歳までは20年近くあるため、決してそんなことはありません。ただ、投資経験もないのに、いきなり個別株投資などのリスクある資産運用を始めてしまい、資金を融かしてしまう50代も少なくないというのが現実です。

50代のETF投資には、老後資金を形成するのにおすすめの株式連動型ETFと、分配金に優れる安全な債券ETFをバランスよく保有することがおすすめです。

また、ETF投資をするなら、NISAを活用することをおすすめします。ETFはNISAに対応しており、NISAを使えば年額120万円の投資枠が最長5年間に渡って非課税となります。

NISAの投資枠を最大限に使えば5年間で600万円になるため、50代のETF投資はこれだけでも十分です。

 

50代におすすめのETFの選び方ポイント

50代におすすめのETFの注目ポイントを抑えておきましょう。

※信託報酬・分配金については、日本取引所のETF一覧ページにあるパンフレットの情報を参照しています。また、月足チャート画像や値動きについては、マネックス証券の「マーケットライダープレミアム」で当該銘柄を参照したデータを記載しています。

 

・手数料である「信託報酬」を要チェック!

ETFの手数料には、証券会社で購入する際の売買手数料と、運用会社に支払う信託報酬の2つがあります。ETFの銘柄選びで重要なのは信託報酬です。信託報酬は年率で示され、1日ごとに引かれていきます。

売買手数料についてはNISA枠内で投資する場合には多くの証券会社で無料となっています。NISA枠内を超える投資をするとしても、楽天証券や松井証券など一定の取引代金以下で手数料が無料になる証券会社を選ぶことで、売買手数料は問題にならなくなります。

 

・ETFの「分配金」と「分配金利回り」を抑えておこう

ETFを保有していると、株の配当金のような形で「分配金」を受け取ることができます。

ただ、株の配当金と同じように、分配金を受け取る際には権利確定日にETFを保有しておく必要があることには注意が必要です。

分配金が年に何回・合計いくら分配されるのかは銘柄によって異なりますが、分配金の目安となる「分配金利回り」は必ずチェックしておきましょう。

分配金利回りは、過去1年間に支払った分配金をある時点の基準価額で割って算出されるものです。例えば、過去1年間の分配金が合計300円、ETFの基準価額が1万円の場合には、分配金利回りは3.00%となります。
※分配金利回りは、過去1年間の分配金実績を2020年4月3日時点の終値で割った値で算出しています。

なお、ETFの分配金は投資信託とは違って再投資されないことには注意が必要です。ETFで積立・分散投資をする際には、分配金を手動でETFに再投資するようにしましょう。

 

・「直近3年間の値動き」はどうなっていたか?

将来の値上がり期待や下落リスクを認識しておく上でも、「直近3年間の値動き」は必ずチェックしておきましょう。
※今回は、2017年4月1日始値から2020年4月3日終値までの値動き率について記載しています。

 

・「必要投資金額」はいくらか?

そのETFに投資する際の「必要投資金額」についても抑えておきましょう。

ETFは銘柄ごとに単元口数が異なっており、銘柄によって1口~100口となっています。

必要投資金額が大きくなってしまうと、取引口数によっては楽天証券や松井証券の1日定額取引で手数料を無料にすることができなくなってしまう場合もあるため注意しておきましょう。

NISAの枠内でどのようなポートフォリオを組むかを考える上でも、必要投資金額は重要なポイントとなります。

 

50代におすすめのETF7選!

全ETFの中から厳選した50代におすすめのETFを7銘柄見ていきましょう。

分配金に強い米国株ETF!【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信

【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信

信託報酬(税込)0.495%
分配金1,015円(年1回)
分配金利回り4.55%
直近3年間の値動き-2.53%(22,850円→22,270円)
必要投資金額22,270円(1口)

【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価」の円換算値に連動する米国株ETFです。

「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価(ダウ平均株価)」は、米国を代表する30銘柄で構成される株価指数です。30銘柄で米国市場の時価総額約25%を占めています。

新型コロナウイルスによる世界株安の影響で、直近3年間ではマイナスとなってしまいましたが、分配金を含めたらプラスです。

米国株ETFの中では、値上がり益と分配金のバランスが最も良い銘柄となっており、全ETFの中でも長期投資に最もおすすめのETFの一つです。50代のETF投資においても核となる銘柄になるでしょう。

 

値上がりが期待できる米国株ETF!【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100®連動型上場投信

【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信

信託報酬(税込)0.495%
分配金63.2円(年1回)
分配金利回り0.76%
直近3年間の値動き+35.01%(6,140円→8,290円)
必要投資金額82,900円(10口)

【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100®連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「NASDAQ-100®指数」の円換算値と連動する米国株ETFです。

「NASDAQ-100®指数」は、米国の新興市場NASDAQに上場する時価総額が大きい100銘柄(金融業を除く)で構成される指数です。構成銘柄上位は、アップル(12.21%)、マイクロソフト(11.19%)、アマゾン・ドットコム(7.87%)、フェイスブック(4.28%)、アルファベット(4.24%)とGAFAが占めています。

直近では新型コロナウイルスによる世界株安で下げているものの、それでも直近3年間で+30%を超える大きな値上がり益となっています。

分配金利回りは期待できませんが、値上がり益においては最も期待できるETFです。値上がり益を目的にETF投資したい50代には最もおすすめの銘柄となります。

 

ETF投資の基本となる世界株ETF!【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信

【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信

信託報酬(税込)0.165%
分配金40円(年2回)
分配金利回り2.05%
直近3年間の値動き-5.79%(2,070円→1,950円)
必要投資金額19,500円(10口)

【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信は、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCI-KOKUSAIインデックス」の円換算値に連動する世界株ETFです。

「MSCI-KOKUSAIインデックス」は、日本を除く先進国株式で構成される浮動株べースの時価総額加重平均方式型の指数です。構成銘柄上位は、GAFAが占めています。

世界株ETFは、その中身は米国の時価総額が高い銘柄が中心です。米国株ETFに他の先進国銘柄を入れてリスクヘッジしたものと認識して問題ありません。

同銘柄は、世界株ETFの中では信託報酬が最も低く、流動性は最も高くなっており、最も一般的な世界株ETFです。

リスク・リターンのバランスが良いETF投資の基本となる銘柄であり、米国株ETFにリスクを感じるなら、こちらの銘柄がおすすめです。

 

日本株ETFでは最もおすすめ!【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託

【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託

信託報酬(税込)0.242%
分配金26.8円(年1回)
分配金利回り4.39%
直近3年間の値動き-13.84%(708円→610円)
必要投資金額6,100円(10口)

【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX Core30」に連動する日本株ETFです。

「TOPIX Core30」は、東証一部に上場している銘柄の内、時価総額・流動性が高い東証一部の主要30銘柄で構成された株価指数です。日本経済をけん引する主力30銘柄で構成されており、日経平均やTOPIXに連動するETFよりも安定した値上がりが期待できかつ、分配金利回りが高くなっていることが特徴となっています。

同ETFは、日本株ETFの中では最もバランスが良くおすすめの銘柄の一つです。残念ながら、新型コロナウイルスによる世界株安の影響で直近3年間では分配金を含めてもマイナスとなっていますが、おすすめであることに変わりありません。

 

値上がりが期待できる日本株ETF!【1329】iシェアーズ・コア 日経225 ETF

【1329】iシェアーズ・コア 日経225 ETF

信託報酬(税込)0.1155%
分配金415円(年2回)
分配金利回り2.24%
直近3年間の値動き-5.52%(19,540円→18,460円)
必要投資金額18,460円(1口)

【1329】iシェアーズ・コア 日経225 ETFは、ブラックロック・ジャパンが運用する、「日経平均株価」に連動する日本株ETFです。

日経平均株価は、代表的な日本株225銘柄の株価の単純平均で算出される株価指数で、日本株を代表するベンチマークとなっています。

日本株のインデックスには、TOPIXやTOPIX Core30、JPX日経インデックス400などもありますが、日本株ETFで値上がり益を期待したい場合は、日経平均連動型ETFが最もおすすめです。

値上がり益が期待できる日経平均連動型ETFの中でも、同銘柄は信託報酬が最も低くなっておりおすすめとなります。

 

50代におすすめのディフェンシブETF!【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型

【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型

信託報酬(税込)0.275%
分配金1,395円(年12回)
分配金利回り2.79%
直近3年間の値動き-1.87%(50,800円→49,850円)
必要投資金額498,500円(10口)

【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型は、日興アセットマネジメントが運用する、「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」と連動する海外債券ETFです。

「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」は、日本を除く世界主要国の国債の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均した指数です。為替ヘッジは行われず、円換算されています。

国債などの債券ETFは、大きな値上がり益は期待できませんが、値下がりリスクを最小限に分配金を受け取ることができるディフェンシブETFです。50代のETF投資においては、安全な銘柄もポートフォリオに組み込んでおくことをおすすめします。

同ETFは年12回の毎月分配であることが最大の特徴で、トータルの分配金利回りも問題ありません。また、日本以外の主要国の国債で運用することからカントリーリスクが分散されていることもメリットです。

ただ、必要投資金額は約50万円となっているため、NISAに組み込むとしたら半分近くのポートフォリオを占めてしまい、楽天証券や松井証券で取引手数料無料の恩恵を受けられるかどうか微妙なラインでもあります。流動性も低いため、最も取引が活発に行われる大引けに取得することをおすすめします。

 

安全に分配金が得られる米国国債ETF!【1482】iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり)

【1482】iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり)

信託報酬(税込)0.154%
分配金45円(年4回)
分配金利回り1.77%
直近3年間の値動き+6.94%(2,377円→2,542円)
必要投資金額2,542円(1口)

【1482】iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり)は、ブラックロック・ジャパンが運用する、「FTSE米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ヘッジ円ベース)」に連動する米国国債ETFです。

「FTSE米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ヘッジ円ベース)」は、償還残存期間7年以上10年未満の米国債で構成される指数です。為替ヘッジをしてかつ円建てのパフォーマンスを表します。

同ETFは分配金利回りがやや低くなっていますが、値動きは安定しており、直近3年間でも値上がりしています。より低リスクのETFを求めたい場合におすすめです。

 

50代におすすめのETF比較一覧表

50代おすすめETFETFの種類メリット信託報酬(税込)分配金利回り直近3年間の値動き必要投資金額
【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信米国株ETF分配金利回りが高くバランスが良い0.495%4.55%-2.53%22,270円
【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100®連動型上場投信米国株ETF値上がり益が期待できる0.495%0.76%+35.01%82,900円
【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信世界株ETFバランスが良い0.165%2.05%-5.79%19,500円
【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託日本株ETF分配金利回りが高くバランスが良い0.242%4.39%-13.84%6,100円
【1329】iシェアーズ・コア 日経225 ETF日本株ETF値上がり益が期待できる0.1155%2.24%-5.52%18,460円
【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型海外債券ETF低リスクで分配金が得られる0.275%2.79%-1.87%498,500円
【1482】iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり)米国国債ETF低リスクで分配金が得られる0.154%1.77%+6.94%2,542円

 

まとめ:50代におすすめのETFとおすすめポートフォリオは?

最後に、50代におすすめのETFと、おすすめのポートフォリオについてまとめていきましょう。

米国株ETFでは、分配金に優れる【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信がおすすめです。値上がり益重視の場合には【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100®連動型上場投信がおすすめですが、50代のETF投資ではバランス重視の前者がおすすめです。

世界株ETFの【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信もポートフォリオに加えておくとよいでしょう。

日本株ETFでは、分配金に優れる【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託がおすすめです。値上がり益に期待したい場合には、日経平均に連動する【1329】iシェアーズ・コア 日経225 ETFにしても問題ありません。

安全資産としては、値下がりリスクを最小限に分配金を受け取ることができる債券ETFを保有しておくとよいでしょう。毎月分配型で分配金利回りにも優れる【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型がおすすめですが、NISAで運用する場合にはポートフォリオの大半を占めてしまう点がネックです。この点が気になるなら、【1482】iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり)にしておきましょう。

50代のETF投資におけるポートフォリオは、リスク資産50%、安全資産50%程度の比率にすることがおすすめです。リスク資産をもう少し増やしても問題ありません。

50代のETF投資におけるポートフォリオの一例としては、米国株ETF30%(NISAでは36万円)、日本株ETF20%(NISAでは24万円)、世界株ETF10%(NISAでは12万円)、債券ETF40%(NISAでは48万円)のようにしてみるとよいでしょう。

具体的には次のようになります。
・30% 【1546】NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信
・20% 【1311】TOPIX Core 30 連動型上場投資信託
・10% 【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信
・40% 【1677】上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型