今回は、【1619】NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)上場投信について解説していきます。
【1619】NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 建設・資材」に連動する日本株ETFです。
なお、より詳しくは東証が公表しているETFパンフレットを参照ください。
https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1619-j.pdf
また、業種別株価指数TOPIX17シリーズに連動する日本株型ETFについては、こちらのページで解説しています。

TOPIX-17 建設・資材とは
業種別株価指数「TOPIX17」シリーズは、東証プライム市場に上場している全銘柄を、17業種別に区分した株価指数となっています。
業種別株価指数に連動するETFに投資するメリットは、資産運用の目的に合わせた業種・セクターに投資できることです。
例えば、安全に運用したい場合にはディフェンシブセクターである食品や医薬品、値上がり益を期待したい場合には成長セクターである電機・精密や情報通信(IT)といったセクターを選んで投資することが可能です。
また、ETFなら業種別に銘柄がリスク分散されているため、個別株投資をするよりも圧倒的にリスクが小さいことは言うまでもありません。
今回見ていく【1619】NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)上場投信は、東証の建設セクターで構成される「TOPIX-17 建設・資材」連動型ETFです。
【1619】NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)上場投信の構成銘柄比率は次のようになっています(2021年8月31日時点)。
銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 【1925】大和ハウス工業 | 9.82% |
2 | 【1928】積水ハウス | 7.50% |
3 | 【5201】AGC | 4.91% |
4 | 【5938】LIXIL | 4.41% |
5 | 【5332】TOTO | 4.34% |
【1619】NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)上場投信のETFデータ
信託報酬(税込) | 0.352% |
分配金 | 565円(年1回) |
分配金利回り | 2.71% |
直近5年間の値動き | -5.43%(21,990円→20,795円) |
必要投資金額 | 20,795円(1口) |
上場日 | 2008年3月25日 |
長期投資おすすめ度 | ★★ |
流動性 | ☆(取引が難しい最低レベル) |
※各データは、2022年5月17日時点の値。
【1619】NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)上場投信は、東証の建設セクターで構成される「TOPIX-17 建設・資材」連動型の日本株ETFです。
日本株ETFとして見てみると、信託報酬はTOPIX・日経平均株価連動型に比べてやや高めとなっており、流動性は取引がほとんどなく最低レベルです。
銘柄分散がしっかりとされており、分配金利回りが高いというメリットはありますが、直近5年間でもマイナスとなっています。
日本株の建設セクターに投資したい場合は別として、成績自体を見てみるとTOPIX連動型ETFに大きく劣ります。
まとめ
【1619】NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「TOPIX-17 建設・資材」に連動する日本株ETFです。
「TOPIX-17 建設・資材」は、日本株の業種別株価指数「TOPIX17」シリーズの一つで、建設セクターで構成される株価指数となっています。
【1619】NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)上場投信は、銘柄分散がしっかりされており、分配金利回りが高いというメリットはありますが、信託報酬・流動性・値上がり益は良くありません。
日本株の建設セクターに投資したい場合は別ですが、日本株のインデックス投資をする上で、TOPIX連動型ETFより優先して選ぶ合理的な理由はありません。