楽天証券でETF投資はおすすめ?海外ETFや人気ランキング、買い方・自動積立も解説!

「楽天証券でETF投資をしても大丈夫?」「楽天証券では海外ETFも扱っているの?」「楽天証券で人気のETFって?」「楽天証券でETFの自動積立はできるの?」など、疑問に思っていませんか?

楽天証券では、東証ETF・海外ETF(米国ETF)ともに手数料無料の銘柄が多く、NISA口座からの取引手数料も無料となっています。

また、楽天証券では、ETFにも使える自動積立サービス「かぶツミ」が使えるため、設定さえしてしまえば、ほぼ全自動でNISAを使ったインデックス投資をすることが可能です。

この記事では、楽天証券でETF投資をするメリット・デメリット、楽天証券のETF人気ランキング、楽天証券でのETFの買い方、自動積立サービス「かぶツミ」の設定方法について解説しています。

 

楽天証券でETF投資をするメリット

楽天証券でETF投資をするメリットについて見ていきましょう。

 

東証ETFはほぼ全銘柄・米国ETFは主要銘柄が手数料無料

楽天証券では、東証ETFの188銘柄(2023年7月27日時点)が手数料無料の「手数料0円ETF」となっています。
※参考:楽天証券「手数料0円ETF」

通常、楽天証券で東証ETFを取引する場合、国内株式手数料と同じ手数料体系が適用され、「超割コース」と「いちにち定額コース」から選択となっています。
※参考:楽天証券「手数料」

ただ、多くの東証ETFが楽天証券では手数料無料となっているため、ETFで長期・積立・分散投資をする上では気にする必要はなさそうです。

楽天証券で手数料無料となっている銘柄の中には、当サイトがNISAを使った長期・積立・分散投資としておすすめしている以下の4銘柄も含まれています。
・世界株ETF:【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
・米国株ETF(S&P500指数):【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
・先進国株ETF:【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信
・米国株ETF(NASDAQ100指数):【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信

楽天証券では、短期投資向けのレバレッジ型ETF、インバース型ETF、ダブルインバース型ETFを除くと、ほぼ全ての銘柄を手数料無料で取引できると言ってよいでしょう。

また、楽天証券では海外ETFも取り扱っており、主要な米国ETFは手数料無料となっています。

楽天証券の海外ETFについては下記「楽天証券では海外ETFも取り扱っている」を参照ください。

 

NISAデビューキャンペーンを定期的に実施

当サイトでは、ETF投資をするなら、NISAをフル活用することを推奨しています。

NISA枠を使うことで、値上がり益・分配金が非課税となるため、長期・積立・分散投資をしていれば、その差だけで数百万円もの差になるためです。

新NISA(成長投資枠)で投資すべきETFはどれ?つみたて投資枠のおすすめ銘柄も紹介!
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楽天証券では、一般NISAおよび2024年から始まる新NISAは、全ての取引が無料となっています。
※参考:楽天証券「新NISA制度(新しいNISA)」

さらに、楽天証券では、「NISAデビュー応援キャンペーン」を定期的に実施しています。

2023年7月3日から8月31日に掛けては、2,000円をキャッシュバックするキャンペーンを実施中です。

こちらのキャンペーンでは、次のステップで2,000円がキャッシュバックされます。

  1. キャンペーンにエントリーする。
  2. クイズに正解する。
  3. NISA口座を申込・開設、または他社のNISA口座を楽天証券へ変更
  4. NISA・つみたてNISA口座で100円以上の投資信託に投資する。

ETFではなく投資信託が対象ですが、世界株投信の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や、米国株投信の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を100円だけ積み立ててもよいのでキャッシュバックを受けてみましょう。

 

自動積立サービス「かぶツミ」が設定可能

楽天証券では、国内株式向け自動積立サービス「かぶツミ」を活用することによって、ETF投資をほぼ全自動化することが可能です。

こちらについて詳しくは、下記「楽天証券のETF定期買付・自動積立サービス「かぶツミ」とは?」で解説しています。

 

楽天証券でETF投資をするデメリット

楽天証券でETF投資する場合、特に大きなデメリットはありませんが、より細かい点においてはデメリットがないわけでもありません。

 

チャートがみづらい

楽天証券でETFのチャートを見る場合には、無料チャートソフト「マーケットスピードII」を使うことになるかと思います。

ただ、「マーケットスピードII」は、無料ソフトなりの機能しかないということが実際の所です。

百聞は一見に如かずということで、実際のチャート画像で見てみましょう。

下の図は、「マーケットスピードII」での【4755】楽天グループのチャート画像です。

一方、次の画像は、当サイトで使っているマネックス証券の有料チャートソフト「マーケットライダープレミアム」のチャート画像となります。

無料チャートソフトと有料チャートソフトを比較するのはアンフェアかもしれませんが、より詳しくチャートを見たい場合には、楽天証券の「マーケットスピードII」では不十分です。

とはいえ、トレードをするならともかく、ETFの長期・積立・分散投資の場合には「マーケットスピードII」でも十分なため、特に気にならないならデメリットにはなりません。

 

楽天証券では海外ETFも取り扱っている

楽天証券では、東証ETFに加えて、米国ETFも取り扱っています。

なお、米国ETFと東証ETFの違いや米国ETFのおすすめ銘柄については、下記記事を参照ください。

米国ETFと東証ETFの違いとは?【VT】【VOO】【QQQ】についても紹介!
「ETFの【VT】や【QQQ】、【VOO】って何のことだろう?」「米国ETFは東証ETFと比べてどう違うの?」「米国ETFはお得なの?」といった疑問をお持ちではありませんか?NISAを使って資産形成する上では、米国市場に上場している米国ET...

 

楽天証券が取り扱っている海外ETF

楽天証券では、海外ETFを390銘柄取り扱っています(2023年7月27日時点)
※参考:楽天証券「海外ETF 取扱銘柄」

楽天証券で取り扱っている海外ETFの内訳は次の通りです。

米国ETF/ETN 355銘柄
中国ETF 22銘柄
シンガポールETF 13銘柄
合計 390銘柄

 

一部の米国ETFは手数料無料

楽天証券では、人気の米国ETF15銘柄の買付手数料が無料となっています(2023年7月27日時点)。
※参考:楽天証券「買付手数料無料 海外ETF」

楽天証券で買付手数料無料となっている米国ETF15銘柄の中には、当サイトでもおすすめしている下記3銘柄も含まれています。
・世界株ETF:【VT】バンガード トータル ワールド ストックETF
・米国株ETF(S&P500指数):【VOO】バンガード S&P 500 ETF
・米国株ETF(NASDAQ100指数):【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF

なお、買付手数料無料の米国ETFは、NISA口座でももちろん手数料無料です。

 

米国ETFは米株積立サービスにも対応

楽天証券では、米株積立サービスとして、あらかじめ買付方法や買付日を設定しておくことによって、指定銘柄を自動的に積立購入できるサービスを実施しています。
※参考:楽天証券「米株積立」

米株積立では、米国ETFにも対応しており、NISA口座から定期的に買い付け可能となっており、無料で設定できます。

 

楽天証券の為替スプレッド

楽天証券で米国ETFに投資する際、為替スプレッドは1ドルあたり25銭となっています。
※参考:楽天証券「米国株式 手数料」

米国ETF投資の為替スプレッドについて、主要ネット証券3社で比較すると次の通りです。

ネット証券 為替スプレッド(買い) 為替スプレッド(売り)
SBI証券 25銭
※住信SBIネット銀行なら無料
25銭
楽天証券 25銭 25銭
マネックス証券 無料 25銭

楽天証券は、為替スプレッドという点においては、買い付け時に無料にできるSBI証券・マネックス証券に比べて不利であると言えます。

 

楽天証券の人気ETFランキング

楽天証券内で人気のETFランキングを見ていきましょう。

今回は、楽天証券が発表しているNISA口座で買われているETFランキングについて見ていきます。
※データは2023年7月28日時点。

 

国内ETFランキング

楽天証券内の「国内ETF/ETN  買付代金ランキング」は次のようになっています。

順位 銘柄名
1 【1570】NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
2 【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
3 【1459】楽天ETF‐日経ダブルインバース指数連動型
4 【1678】NEXT FUNDS インド株式指数・NIFTY 50連動型上場投信
5 【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
6 【1458】楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型
7 【1321】NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
8 【1360】日経平均ベア2倍上場投信
9 【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
10 【1655】iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF

※出典:楽天証券「ランキング:NISA-国内株式・国内ETF/ETN」

1位、2位、3位、6位、8位が短期投資向けのレバレッジ型・ダブルインバース型ETFとなっています。

これは、NISA枠を使うには非常にもったいないと言わざるを得ません。

日経平均のレバレッジやダブルインバースで短期投資をするとしても、その利益は取れたとしても精々10%程度です。

また、日経平均が長期的に上がると考えた場合には、分配金が出ないレバレッジ型を保有するのではなく、通常の日経平均連動型ETFを2倍保有した方がお得となります。

短期投資10%の値上がり益を非課税にするより、長期投資にNISA枠を使った方が明らかに合理的です。

そもそも、日経平均連動型ETFの分配金利回りは1.4%程度のため、7年程度保有していれば、分配金だけで短期投資で10%取る分をペイできてしまいます。

楽天証券のNISA内の「国内ETF/ETN  買付代金ランキング」を見てみると、残念なNISAの使い方をしている個人投資家が多い状況であると言わざるを得ません。

続いて、楽天証券内の「国内ETF/ETN  保有残高ランキング」は次のようになっています。

順位 銘柄名
1 【1308】上場インデックスファンドTOPIX
2 【1655】iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF
3 【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
4 【1306】NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信
5 【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
6 【1557】SPDR S&P500 ETF
7 【1678】NEXT FUNDS インド株式指数・NIFTY 50連動型上場投信
8 【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
9 【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信
10 【1540】純金上場信託(現物国内保管型)

※出典:楽天証券「ランキング:NISA-国内株式・国内ETF/ETN」

楽天証券内の国内ETF保有残高ランキングを見てみると、当サイトでもおすすめしている人気銘柄が並んでいる状況となっています。

買付代金ランキングでは上位のレバレッジ型・ダブルインバース型ETFは、長期的には逓減していく性質があり、分配金が出ないため、長期投資には全く適さず、残高ランキングには入ってきません。

「買付代金ランキング」と「保有残高ランキング」を合わせて見ると、米国株ETFと世界株ETFが人気であることはもちろん、インド株ETF【1678】NEXT FUNDS インド株式指数・NIFTY 50連動型上場投信が人気となっていることが分かります。

日本株ETFでは、高配当ETFの【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信が日経平均株価連動型よりも人気となっている傾向です。

楽天証券の「国内ETF保有残高ランキング」を見ると、日本の個人投資家のレベルは高いと言いたい所ですが、買付代金ランキングのレバレッジ型・ダブルインバース型の人気の高さを見ると、生存バイアスというのが実際の所です。

 

海外ETFランキング

楽天証券内の「海外ETF  買付代金ランキング」は次のようになっています。

順位 銘柄名
1 【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
2 【SOXL】Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF
3 【SPYD】SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
4 【VYM】バンガード・米国高配当株式ETF
5 【VOO】バンガード・S&P 500 ETF
6 【JEPI】JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカム ETF
7 【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
8 【HDV】iシェアーズ コア米国高配当株 ETF
9 【QQQ】インベスコQQQ 信託シリーズ1
10 【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF

※出典:楽天証券「ランキング:外国株式・海外ETF」

2位に半導体レバレッジETFが入っていますが、長期・積立・分散投資に適する銘柄が並んでいる状況です。

なお、ランキングは全銘柄が米国ETFとなっています。

続いて、楽天証券内の「海外ETF  保有残高ランキング」は次のようになっています。

順位 銘柄名
1 【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
2 【VOO】バンガード・S&P 500 ETF
3 【SPYD】SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
4 【VYM】バンガード・米国高配当株式ETF
5 【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
6 【QQQ】インベスコQQQ 信託シリーズ1
7 【HDV】iシェアーズ コア米国高配当株 ETF
8 【SOXL】Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF
9 【SPY】SPDR S&P 500 ETF
10 【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF

※出典:楽天証券「ランキング:外国株式・海外ETF」

楽天証券内の「海外ETF  保有残高ランキング」は、買付代金ランキングとほぼ同じとなっており、10銘柄中9銘柄が一致しています。

 

楽天証券でのETFの買い方

楽天証券でのETFの買い方について、サイト、チャートソフト、アプリの3通りで見ていきましょう。

なお、今回は、世界株ETF【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信を買う場合について説明していますが、他の東証ETFでも同様です。

 

楽天証券のサイトからETFを買う方法

まずは、楽天証券の口座にログインしてください。

ログイン後、ページ上部の「国内株式」をクリックします。
※もしくは、ページ右上の検索欄に銘柄コードを入力しても構いません。

「国内株式トップ」のすぐ下に検索バーが出てくるため、ここにETFの銘柄コードを入力し(【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の場合は「2559」)、検索をクリックします。

銘柄の情報が表示されるので、現在値の横にある現物取引から「買い注文」をクリックします。

現物取引の画面となるため、注文条件を入力していきます。

銘柄の「数量」(①)を入力します。
※20万円前後買う場合、【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の価格は16,245円のため、200,000円÷16,245円=12.311より12株。

注文方法は、「価格」(②)と「執行条件」(③)の欄で指定します。

引けで買いたい場合には、「価格」(②)は「成行で執行する」を選び、「執行条件」(③)は「引け」にしておきましょう。

なお、引け注文の場合は、前場終了前に注文すると「前場引け」に執行されることには注意が必要です。前場終了以後、大引け前に注文すると「大引け」に執行されます。

NISA口座から注文したい場合には、「口座」(④)で「NISA」を選択しておきます。

「同時にセット注文(売り)を」(⑤)は、ETF投資では長期保有するため必要ありません。「予約しない」にチェックを入れておきましょう。

「取引暗証番号」(⑥)を入力してから、注文ボタン(⑦)を押しましょう。

 

無料チャートソフト「MARKET SPEED II」でETFを買う方法

楽天証券の無料チャートソフト「MARKET SPEED II」を使って、ETFを買う方法を解説していきます。
※参考:楽天証券「MARKET SPEED II」

「MARKET SPEED II」を起動したら、上部の「個別銘柄」タブをクリックして、国内株式の欄に注文したい銘柄のコード(今回は2559)を入力して検索すると、注文したい銘柄の情報が表示されます。

画面の右上にある「注文」をクリックして、「国内株現物取引」→「買い注文」と選択します。

現物買い注文の画面になるので、次のように入力していきます。

タブが「通常注文」(①)に入っていることをチェックしておきます。

「数量」(②)に、注文したい株数を入力します。

大引けで注文したい場合には、価格で「成行」タブ(③)にチェックを入れて、「執行条件」(④)は「引け」を選択しておきます(11:30~15:00までに注文を出しましょう)。

口座区分(⑤)は「新NISA」を選択しましょう(画像では「特定」となっていますが、ご了承ください)。

最後に、「確認」(⑥)を押して、確認画面をチェックすれば注文完了です。

 

アプリ「iSPEED」でETFを買う方法

楽天証券のアプリ「iSPEED」で、東証ETFを買う方法を見ていきましょう。
※参考:楽天証券「iSPEED」

「iSPEED」を起動後、下部の「検索」をタップすると検索画面になるので、上部の検索欄に銘柄コード(今回は2559)を入力して、右にある「検索」をタップします。

注文したい銘柄が表示されたことを確認したら、上部右側にある「注文」をタップします。

画面下に、注文の種類が出るので、「現物買い」をタップします。

現物買いの注文入力画面になるので、以下のように入力していきます。

「市場」は「東証」が選択されていることを確認しておきましょう。

「数量」には、現物買いする株数を入力します。

大引けで注文したい場合には、「価格」は「成行」、「執行条件」は「引け」とします(11:30から15:00までに注文をいれておきましょう)。

「口座区分」は「新NISA」を選択しておきましょう(画像では「特定」となっていますが、ご了承ください)。

画面入力はもうちょっと続きます。

残りは特に気にする必要はありませんが、「セット注文」は、ETF投資で長期保有する場合には売る必要がないためオフになっていることを確認しておきましょう。

「取引暗証番号」を入力したら、画面下の「確認画面へ」をタップして注文内容を確認して注文完了です。

 

楽天証券でETF定期買付ができる自動積立サービス「かぶツミ」とは?

楽天証券では、国内株式を毎月または毎週決まったタイミングで購入できる定期買付・自動積立サービス「かぶツミ」を実施しています。
※参考:楽天証券「積立設定」

このサービスを使えば、国内株式はもちろん、国内ETFを定期買付・自動積立することが可能です。

「かぶツミ」の基本的な概要は次の通りです。

取扱商品 国内株式全て(ETF含む)
積立指定日 ・日付指定コース:1日~28日から選択
・曜日指定コース:月曜日~金曜日から選択
積立条件 ・金額指定(3,000円~)
・株数指定(1株または1単元~)
預り区分 特定口座、一般口座、NISA口座
サービス手数料 無料
※国内株式手数料が適用
発注時間 積立指定日の寄付に自動発注
※積立指定日(指定曜日)が休場の場合、翌営業日に発注。

※参考:楽天証券「かぶツミ 取引ルール」

「かぶツミ」について、メリット・取引方法・デメリットについて見ていきましょう。

 

ETF投資で「かぶツミ」を使うメリット

自動積立サービス「かぶツミ」を使ってETF投資をするメリットとしては、次の点が挙げられます。

  1. 楽天ポイントでポイント投資ができる。
  2. マネーブリッジ「自動入出金(スイープ)」設定で入金手続きも不要になる。
  3. NISAでも積立可能

※参考:楽天証券「遂に国内株式の積立サービス「かぶツミ™」がスタート!ネット証券初の機能がもりだくさん!(6/11(日)~)」

1と3は説明不要かと思いますが、2のマネーブリッジについて説明します。

楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」と、自動で入出金される「自動入出金(スイープ)」をあわせて利用すれば、積立注文時に資金が証券口座に自動入金されるため、入出金の操作の必要がなくなります。

なお、楽天証券では「かぶツミ」のメリットとして、3,000円もしくは1株から気軽に国内株を積み立てられることを挙げていますが、ETF投資は単元株制度から外れているため特にメリットにはならないでしょう。

 

ETFを「かぶツミ」で定期買付・自動積立する方法

ETFを「かぶツミ」で定期買付・自動積立する方法を見ていきましょう。

なお、「かぶツミ」はスマートフォンサイト経由でしかできないため、PCから設定する場合にはスマートフォンサイトを使うことになります。

今回は、PCでの操作説明となりますが、スマホでも同様です。

まず楽天証券にログイン後、上部タブの「国内株式」をクリックし、その下にある「積立設定」をクリックします。

「かぶツミ」のページが表示され、下にスクロールすると、「積立設定方法」の項目があり、「積立設定(スマートフォンサイト)」のボタンをクリックします。

「PCでスマートフォンサイトを表示します」の表示が出るため、「スマートフォンサイトを表示」をクリックします。

スマートフォンサイトが表示されるので、「積立する銘柄を探す」をクリックします。

「探す・注文」ページが出るため、「銘柄検索」にETFの銘柄コードを入力します。

今回は、例として世界株ETF【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信を注文するため、銘柄コードの「2559」を入力して検索しましょう。

所望の銘柄が表示されるため、銘柄の右側にある「∨」マークをクリックして展開し、「積立」をクリックします。

続いて、積立指定日と買付方法の設定ページに移動します。

積立指定日は、毎月積み立ての場合は、月初めなら「1日」、月末なら「28日」を選択するようにしましょう。

買付方法は、ドルコスト平均法に基づいて、「金額指定」にすることを推奨します。

「積立指定日」と「買付方法」を選択したら、「次へ」をクリックしましょう。

続いて、積立条件の設定のページになります。

1回ごとの注文金額を入力します。

例えば、年間60万円積立したい場合には、毎月の積立額は50,000円となります。

ボーナス設定をするかどうかは任意です。

口座区分は、「NISA」を設定するようにしましょう(上記のスクリーンショットでは表示されていませんが、NISA口座を開設していると「NISA」が表示されます)。

続いて、ここまでの「指定日と買付方法」「積立条件」が表示されるので、確認して正しければ取引暗証番号を入力して「設定する」をクリックします。

 

ETF投資で「かぶツミ」を使うデメリット

「かぶツミ」を使って、ほぼ全自動でETF投資をするのは便利ですが、ETF投資という観点においては次のようなデメリットもあります。

  1. 四半期(3ヶ月)ごとの積立設定ができない。
  2. 注文株数が小さくなってしまう。

毎月積み立ては可能ですが、四半期(3ヶ月)ごとの積立ができない点はデメリットと言えるでしょう。

また、「かぶツミ」での注文は、注文作成時点の前日終値を元に、成行の上限価格に応じて注文作成を行うため、銘柄によっては買付できる株数が少なくなってしまいます。

特に、【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信のように1口当たりの投資金額が大きい銘柄だと、毎月積み立てだと端数が大きく出てしまうため、この傾向は顕著に出ます。

この点が気になる場合には、成行価格の上限は20~25%程度になるため、敢えて積立金額を20~25%程度高くしておくことによって、実際の積立金額を近付けるといったこともアリかもしれません。

 

まとめ

この記事では、楽天証券でETF投資をするメリット・デメリット、楽天証券のETF人気ランキング、楽天証券でのETFの買い方、自動積立サービス「かぶツミ」の設定方法について解説してきました。

楽天証券では、NISA口座での取引手数料が無料となるのはもちろん、東証ETF・海外ETFともに主要銘柄の取引手数料は無料となっています。

また、自動積立サービス「かぶツミ」では、マネーブリッジ「自動入出金(スイープ)」を設定すれば入金手続きも不要になるため、全自動でNISAを使ったインデックス投資をすることも可能です。

一方、楽天証券のチャートツール「マーケットスピードII」はチャートがみづらい、自動積立サービス「かぶツミ」では四半期(3ヶ月)ごとの設定ができないなど、細かい点ではデメリットはあります。

楽天証券は、NISAを使ったETF投資におすすめの証券会社です。

楽天証券で口座開設して、ETF投資デビューしてみましょう!

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