米国ETFと東証ETFの違いとは?【VT】【VOO】【QQQ】についても紹介!

「ETFの【VT】や【QQQ】、【VOO】って何のことだろう?」「米国ETFは東証ETFと比べてどう違うの?」「米国ETFはお得なの?」といった疑問をお持ちではありませんか?

NISAを使って資産形成する上では、米国市場に上場している米国ETFでインデックス投資をするのも一つの手です。

東証ETFと米国ETFを比較すると、米国ETFの方がお得な面も多くなっています。

この記事では、東証ETFと米国ETFの比較をした上で、米国ETFで人気の6銘柄について紹介していきます。

 

東証ETFと米国ETFの特徴比較

東証ETFと米国ETFの違いについては、次のようになっています。

東証ETF 米国ETF
取引時間 日本時間 米国時間
取引通貨 日本円 米国ドル
取扱証券会社 国内全ての証券会社 証券会社により異なる
為替スプレッド ETFのスプレッドに含まれる 投資家が負担
分配金の課税 NISAで非課税 10%が源泉徴収される
売買手数料 国内株の売買手数料 米国株の売買手数料
保有手数料 信託報酬 経費率
NISA 対象 対象となる銘柄もある

 

取引時間

東証ETFの取引時間は日本時間の9時~15時となっています。

米国ETFの取引時間は米国時間のため、日本時間の23時30分~6時(サマータイム期間中は22時30分~5時)となっています。

 

取引通貨

東証ETFは日本円での取引となりますが、米国ETFは米国ドルでの取引となります。

SBI証券や楽天証券といった主要ネット証券から米国ETFを発注する場合には、自動でドルに両替する円決済もできるため、ドルを用意する必要はありません。

ただ、米国ETFを買うためのドルに変換する上では、為替スプレッドが発生してくることには注意しておきましょう。

 

取扱証券会社

東証ETFは、国内のどの証券会社でも、全ての銘柄が取引可能となっています。

米国ETFは、国内証券会社では取扱銘柄が異なるため注意が必要です。

米国の証券会社に口座を開けば、NY証券取引所やNASDAQの銘柄を直接取引できるようになりますが、NISAを適用できません。

 

為替スプレッド

ドル建ての米国株ETFなど、東証ETFの海外建て資産の為替スプレッドは、ETFのスプレッドに含まれているため特に注意する必要はありません。

一方、米国ETFは、投資家が負担することになり、手数料の一種とみなすことになります。

 

分配金の課税

分配金は、現地通貨で受け取ることになるため、東証ETFは日本円で、米国ETFはドルで受け取ることになります。

米国ETFなどの海外上場ETFの場合には、外国源泉税が引かれることには注意が必要です。

二重課税となった場合には、確定申告することで外国税額控除を受けられます。

ただ、米国市場で分配金を受け取ると現地で10%が源泉徴収され、NISA枠で投資したとしても、この10%分に関しては取り戻せません。

 

売買手数料

東証ETFの売買手数料は、国内株の売買手数料が適用されます。

米国ETFの売買手数料は、米国株の売買手数料が適用されます。

多くの証券会社ではNISAでの買い付けは無料となっていることが多く、米国ETFについても売買手数料の証券会社が増えてきました。

 

保有手数料

東証ETFの保有手数料は、運用会社への手数料となる「信託報酬」で示されます。

米国ETFの保有手数料は、より幅広い「経費率」によって手数料が示されています。

東証ETFと米国ETFで保有手数料を比較する場合には、「信託報酬」と「経費率」を比較するようにしましょう。

 

NISA

東証ETFは、NISAおよび2024年から始まる新NISAの対象となります。

米国ETFは、SBI証券や楽天証券などの証券会社ではNISAの対象となっています。

当サイトでは、NISA枠を使ったETF投資を推奨しており、必ずNISA枠を活用して投資するようにしましょう。

 

東証ETFと米国ETFで見るべきポイントは「手数料」と「分配金利回り」!

「S&P500指数」や「NASDAQ100指数」など同じ指数に連動するETFについて、東証ETFと米国ETFで比較するべきポイントは、ズバリ「手数料」と「分配金利回り」です。

手数料は、東証ETFの「信託報酬」と、米国ETFの「経費率」を比較するようにしましょう。

例えば、米国市場で最も取引量が多いS&P500指数連動型ETF【SPY】SPDR S&P 500 ETF TRUSTの経費率は0.0945%となっています。

一方、東証ETFで信託報酬が最も低い【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の信託報酬は0.077%です。

これだけ見ると、東証ETFの方が手数料が低くて優れているように見えます。

ただ、【SPY】SPDR S&P 500 ETF TRUSTの分配金利回りは1.50%、【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の分配金利回りは0.65%となっています。

また、「手数料」と「分配金利回り」以外にも、国内証券会社から取引できる利便性や、新NISAで投資できるかどうか、さまざまな要因があるため、一概に東証ETFと米国ETFのどちらが優れていると言うことはできません。

 

米国ETFの人気銘柄を解説!東証ETFと比較してみよう

米国ETFとして人気の下記6銘柄について解説していきます。

  • 【VT】バンガード トータル ワールド ストックETF
  • 【VOO】バンガード S&P 500 ETF
  • 【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF
  • 【VTI】バンガード トータルストックマーケットETF
  • 【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
  • 【VYM】バンガード 米国高配当株式ETF

また、東証ETFで対応する銘柄についてもご紹介して比較していきます。

※米国ETFの経費率・分配金利回りについてはブルームバーグのページ、値上がり率については楽天証券のページを参照してリンクを張っています。東証ETFについては管理人が算出した値です。

 

【VT】バンガード トータル ワールド ストックETF

【VT】バンガード トータル ワールド ストックETFは、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動する世界株ETFです。

「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」は、先進国・新興国47ヶ国の大型・中型・小型株約8,000銘柄で構成されている世界株指数です。

東証の世界株ETFとしては、【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信が知られていますが、こちらは「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動するものです。

「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(以下、FTSE GACI)」と「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(以下、MSCI ACWI)」の違いは、次の通りとなります。

世界株指数 対象銘柄数 企業規模 算出方法
FTSE GACI 約9,500銘柄 大型株・中型株・小型株 浮動株調整後時価総額加重平均
MSCI ACWI 約2,900銘柄 大型株・中型株 浮動株調整後時価総額加重平均

FTSE GACIの方が、対象銘柄数が3倍以上多く、小型株も対象となっています。

ただ、いずれも浮動株調整後時価総額加重平均で算出され、GAFAMなどの時価総額が大きい銘柄の比重が大きくなるため誤差の範囲です。

世界株のインデックス投資においては、FTSE GACIとMSCI ACWIとでは違いはないと認識して問題ありません。

それでは、ETFで比較していきましょう。

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り
【VT】バンガード トータル ワールド ストックETF NYSE FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス (経費率)0.07% 2.68%
【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 東証 MSCI ACWIインデックス (信託報酬)0.0858% 1.19%

数値を見れば、【VT】バンガード トータル ワールド ストックETFの方が優れていると言えますが、分配金利回り1%の差であり、NISAを活用できない場合には逆転します。

 

【VOO】バンガード S&P 500 ETF

【VOO】バンガード S&P 500 ETFは、「S&P500指数」に連動する米国株ETFです。

「S&P500指数」は、米国市場を代表する500銘柄で構成され、時価総額ベースで算出される米国株指数です。

構成銘柄で米国市場の時価総額約75%を占めており、ダウ工業平均株価よりも米国市場全体の状態を表す株価指数となっています。

米国ETFを代表する「S&P500指数」連動型ETF【VOO】バンガード S&P 500 ETFと、東証ETFの中でもおすすめの「S&P500指数」連動型ETF【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信を比較してみましょう。

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り
【VOO】バンガード S&P 500 ETF NYSE S&P500指数 (経費率)0.03% 1.51%
【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 東証 S&P500指数 (信託報酬) 0.077% 0.73%

数値を見れば、米国ETFの【VOO】バンガード S&P 500 ETFの方が優れていますが、その差は精々0.8%程度であるため、NISAを活用できない場合には逆転します。

 

【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF

【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETFは、「NASDAQ100指数」に連動する米国株ETFです。

「NASDAQ100指数」は、米国の新興市場NASDAQに上場する時価総額が大きい100銘柄(金融業を除く)で構成される指数です。

「S&P500指数」よりも、GAFAM(Google、Amazon、Facebook(Meta)、Apple、Microsoft)やNVIDIA、Teslaといった、NASDAQの有力銘柄の比率をより高めた指数となっています。

なお、NASDAQ100指数連動型ETFを信用取引で全力買いすることは「レバナス」と呼ばれていますが、ハイリスクであるため当サイトでは推奨しません。

米国ETFの「NASDAQ100指数」連動型ETF【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETFと、東証ETFの中でもおすすめの「NASDAQ100指数」連動型ETF【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信を比較してみましょう。

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り
【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF NYSE NASDAQ100指数 (経費率)0.20% 0.52%
【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信 東証 NASDAQ100指数 (信託報酬) 0.22% 0.25%

手数料と分配金利回りから見ると、わずかながらに【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETFの方が数値上は優れています。

ただ、その差はほんのわずかであり、分配金の源泉徴収分や為替スプレッドを含めると、ほぼ変わらない差です。

 

【VTI】バンガード トータルストックマーケットETF

【VTI】バンガード トータルストックマーケットETFは、「CRSP米国総合指数」に連動する米国株ETFです。

「CRSP米国総合指数」は、米国株式市場全体を投資対象とした、約4,000銘柄から構成されている米国株指数です。

代表的な米国株指数として知られる「S&P500指数」は、米国株500銘柄で、米国時価総額の75%をカバーしていることで知られています。

「CRSP米国総合指数」と「S&P500指数」の違いは次の通りです。

米国株指数 対象銘柄数 企業規模 時価総額カバー率
CRSP米国総合指数 約4,000銘柄 大型株・中型株・小型株 100%
S&P500指数 500銘柄 大型株・中型株 約75%

米国市場の正確な時価総額とすると「CRSP米国総合指数」の方が正確ですが、問題は米国市場全体の時価総額を正しく算出したとして、「S&P500指数」よりも儲かるのかどうかということです。

それでは、「CRSP米国総合指数」に連動する【VTI】バンガード トータルストックマーケットETFと、「S&P500指数」に連動する米国ETF【VOO】バンガード S&P 500 ETFを比較してみましょう。

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り 値上がり率
【VTI】バンガード トータルストックマーケットETF NYSE CRSP米国総合指数 (経費率)0.03% 1.46% +68.21%
【VOO】バンガード S&P 500 ETF NYSE S&P500指数 (経費率)0.03% 1.51% +74.95%

分配金利回り・値上がり率ともに、「CRSP米国総合指数」に連動する【VTI】バンガード トータルストックマーケットETFは、「S&P500指数」に連動する【VOO】バンガード S&P 500 ETFよりも低くなっています。

ただ、これだけ小さな差だと好みの違いになってくると言えるため、「CRSP米国総合指数」に連動するETFに投資したい場合には【VTI】バンガード トータルストックマーケットETFに投資してもよいでしょう。

なお、「CRSP米国総合指数」に連動する東証ETFはありません。

 

【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF

【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETFは、「S&P500高配当指数」に連動する米国株指数です。

「S&P500高配当指数」は、S&P500指数採用銘柄のうち、配当利回りが上位の80銘柄で構成される指数です。

また、S&P500指数は時価総額加重平均で算出されますが、「S&P500高配当指数」は年2回のリバランス時に均等配分とする算出方法となっています。

まずは、【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETFの指標を見ていきましょう。

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り
【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF NYSE S&P500高配当指数 (経費率)0.07% 4.89%

さすがに高配当ETFだけあって、分配金利回りは5%弱となっています。

ただ、「S&P500指数」に連動する【VOO】バンガード S&P 500 ETFと、直近5年間の値上がり率を比較してみると次のようになっています。

ETF 分配金利回り 直近5年間の騰落率
【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF 4.89% +28.76%
【VOO】バンガード S&P 500 ETF

 

1.51% +74.95%

これこそが、当サイトでは分配金利回りが高いだけの銘柄を推奨しない理由です。

S&P500指数の配当利回りが高い銘柄だけを抽出した(逆に言えば、配当利回りが低い420銘柄を排除した)ことによって、大きく上昇した銘柄の大半を削ることになってしまいました。

当サイトで分配金利回りが高いだけの銘柄を推奨しない理由について、詳しくは下記の記事を参照ください。

ETFの高配当ランキング!分配金利回りが高いおすすめ銘柄についてご紹介!
「高配当ETFにはどのような銘柄があるだろう?」「ETFの分配金利回りランキングって?」「高配当ETFでおすすめの銘柄は?」といった疑問を持っていませんか? ETFの分配金は、株の配当金に相当し、長期・積立・分散投資をする上では、分配金を再...

なお、東証ETFには、高配当米国株ETFはないため、比較銘柄はありません。

 

【VYM】バンガード 米国高配当株式ETF

【VYM】バンガード 米国高配当株式ETFは、「FTSEハイディビデンド・イールド指数」に連動する米国株ETFです。

「FTSEハイディビデンド・イールド指数」は、米国株の中でも配当利回りが大きい高配当株で構成される、時価総額加重平均型の株価指数です。

【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETFと違って、時価総額加重平均でウェイトを算出する点が異なっています。

それでは、高配当株ETF同士を比較してみましょう。

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り 直近5年間の騰落率
【VYM】バンガード 米国高配当株式ETF NYSE FTSEハイディビデンド・イールド指数 (経費率)0.06% 3.24% +48.68%
【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF NYSE S&P500高配当指数 (経費率)0.07% 4.89% +28.76%

【VYM】バンガード 米国高配当株式ETFは、【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETFに比べると分配金利回りは低いものの、直近5年間の騰落率は高くなっています。

ただ、いずれにしても、トータルリターンで見ると「S&P500指数」連動型ETFよりも悪いため、分配金利回りだけが高いETFを推奨しない点では変わりません。

 

東証ETFよりも米国ETFに投資した方がいい?

これまで見てきたように、数値だけ見れば、世界株ETF、「S&P500指数」、「NASDAQ100指数」のいずれにおいても、米国ETFの方が手数料・分配金利回りにおいて東証ETFよりも有利となっています。

ただ、これだけ見て、必ずしも米国ETFの方がいいかというと、一概にそう言うこともできません。

米国ETFの注意点について押さえておきましょう。

 

米国ETFの分配金は現地で源泉徴収される

米国ETFなど外国株式やETFの分配金は、現地で源泉徴収された後の金額が手取り額となることに注意が必要です。

米国ETFの分配金の手取り額については、次の手順で計算されます。
(1)米国ETFからの分配金が、米国源泉徴収税率として10%引かれた値が入金される。
(2)(1)の入金分について為替レート調整後に、国内源泉税(20.315%)が差し引かれる。
(3)分配金から(1)と(2)が差し引かれたものが、手取りの分配金となる。
※ADR銘柄で外国手数料が徴収される場合には、手取り金額からさらに差し引かれる。

具体例として、米国ETFから合計1,000ドルの分配金が出た場合について見ていきましょう。
(1)1000ドル×10%=100ドルが米国源泉徴収税率として引かれるため、分配金が900ドル入金される。
(2)入金された900ドルの分配金のうち、900ドル×20.315%=182.835ドルが国内源泉税として差し引かれる。
(3)手取りの分配金は717.165ドル。

ここで重要なことは、NISAで控除できるのは(2)のみということです。

(1)の米国源泉徴収税率として引かれる10%は、NISA口座でも差し引けません。

米国ETFの分配金について詳しくは、SBI証券の下記ページを参照ください。
※出典:SBI証券「外国株式の配当金・分配金に対する税金の取扱いはどうなりますか?(現地での源泉徴収税率等」

一方、東証ETFでは、米国株ETFや世界株ETFを保有していたとしても、米国源泉徴収税率として引かれる分はなく、カタログ上の値がそのまま入金されます。

米国ETFの分配金は現地で源泉徴収されることによって、米国ETFと東証ETFのわずかな差は、より小さくなります。

 

東証ETFと米国ETFの差はほんのわずかな差に過ぎない

手数料(経費率・信託報酬)と分配金利回りで比較すると、東証ETFよりも米国ETFの方が数値上は優れています。

これはなぜかというと、米国ETFの運用会社は米国を含む世界中から資金が集まってくるため、ビジネス上のスケールメリットを生かせるためと説明できそうです。

ただ、その差はほんのわずかに過ぎないことも確かです。

今回見てきた、世界株ETF、「S&P500指数」、「NASDAQ100指数」について、米国ETFと東証ETFの違いをもう一度見てみましょう。

・世界株ETF

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り
【VT】バンガード トータル ワールド ストックETF NYSE FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス (経費率)0.07% 2.68%
【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 東証 MSCI ACWIインデックス (信託報酬)0.0858% 1.19%

 

・S&P500指数

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り
【VOO】バンガード S&P 500 ETF NYSE S&P500指数 (経費率)0.03% 1.51%
【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 東証 S&P500指数 (信託報酬) 0.077% 0.73%

 

・NASDAQ100指数

ETF 市場 インデックス 手数料 分配金利回り
【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF NYSE NASDAQ100指数 (経費率)0.20% 0.52%
【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信 東証 NASDAQ100指数 (信託報酬) 0.22% 0.25%

手数料についてはそれぞれ最大でも0.01~0.05%程度の差でしかなく、分配金利回りについても1%程度の差です(分配金利回りについては米国控除分があるため、より差は縮まります)。

つまり、大きくても0.5%程度の差にしかなりません。

長期・積立・分散投資を数十年継続すれば大きな差になるかもしれませんが、仮に年間80万円投資するとして、0.5%は4,000円に過ぎません。

米国ETFか東証ETFかという違いは、この程度の差に過ぎないということは認識しておくようにしましょう。

 

為替スプレッドが発生する

米国ETFに投資する際には、為替手数料が為替スプレッドに含まれます。

NISA枠を使って米国ETFに投資できる主要ネット証券3社について、1ドルあたりの為替スプレッドは次の通りです。

ネット証券 為替スプレッド(買い) 為替スプレッド(売り)
SBI証券 25銭
※住信SBIネット銀行なら無料
25銭
楽天証券 25銭 25銭
マネックス証券 無料 25銭

仮に、1ドル140円のときに、1ドル25銭の為替スプレッドが発生すると、0.17%に相当します。

為替スプレッドによって、東証ETFと米国ETFのわずかな差は、さらに縮まることになります。

 

米国証券会社に口座を開いた場合はNISAを活用できない

米国ETFを直接取引できる米国証券会社に口座を開く方法もありますが、その場合にはNISAを活用できないため注意しましょう。

東証ETFと米国ETFの差はほんのわずかであるため、NISAで非課税にできないなら、NISAを活用した東証ETFの方がお得になります。

米国ETFに投資するとしたら、NISAを活用できる国内証券会社から米国ETFに投資するようにしましょう。

 

東証ETFの方が手軽に投資でき、チャートも見やすい

東証ETFは日本株と同じ扱いであるため、国内証券会社からは投資しやすく、またチャートも見やすくなっています。

当サイトでは、東証ETFのチャート画像はマネックス証券の有料チャートソフト「マーケットライダープレミアム」を参照していますが、インデックス投資においてもチャートが見やすいことは重要です。

手数料や分配金利回りの観点からすると、世界中から投資資金を集められるスケールメリットを生かせる米国ETFの方が、ほんのわずかにお得であることは否定できません。

ただ、投資のしやすさやチャートの見やすさという観点では、東証ETFの方が勝ります。

 

米国ETFに投資できるおすすめ証券会社3選!

米国ETFに投資できるおすすめの証券会社を見ていきましょう。

※各データは2023年7月21日時点のもの。

 

SBI証券

NISA対応
米国ETF取扱本数 368銘柄
NISA取引手数料(米国ETF) 無料
為替スプレッド(1ドルあたり) 買い:25銭 売り:25銭

※住信SBIネット銀行なら無料

SBI証券では、「米国株式・ETF定期買付サービス」を実施しており、NISA預りで定期買付設定をすることで、「NISA枠ぎりぎり注文」「課税シフト注文」の設定が可能です。

「NISA枠ぎりぎり注文」では、設定金額がNISA投資可能枠を上回っていた場合、設定金額をNISA投資可能枠の範囲内まで引き下げて発注を行えます。

為替スプレッドは1ドルあたり25銭ですが、住信SBIネット銀行の外貨入出金サービスを使うことで、買い付け時には無料となります。

SBI証券

 

楽天証券

NISA対応
米国ETF取扱本数 355銘柄
NISA取引手数料(米国ETF) 全額キャッシュバック
為替スプレッド(1ドルあたり) 買い:25銭 売り:25銭

楽天証券では、NISAを使って海外ETFを取引すると、手数料が全額キャッシュバックされます。

また、【VT】バンガード トータル ワールド ストックETFや【VOO】バンガード S&P 500 ETF、【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETFを含む15銘柄は買い付け手数料が無料です。

「米株積立」サービスも実施しており、米国ETFもNISA口座から定期的に買い付けできます。

楽天証券

 

マネックス証券

NISA対応
米国ETF取扱本数 372銘柄
NISA取引手数料(米国ETF) 全額キャッシュバック
為替スプレッド(1ドルあたり) 買い:無料 売り:25銭

マネックス証券でも、米国ETFのNISA買付手数料は全額キャッシュバックされますが、【VT】や【VOO】、【QQQ】といった主要17銘柄は買い付け手数料が無料です。

また、マネックス証券では、米国株買付時の為替手数料無料キャンペーンを2019年7月8日から始めており、2023年7月1日以降も継続しています。

マネックス証券

 

まとめ

この記事では、東証ETFと米国ETFの比較をした上で、米国ETFで人気の6銘柄について紹介してきました。

下記の3銘柄については、特に押さえておきたい米国ETFです。
・世界株ETF:【VT】バンガード トータル ワールド ストックETF
・S&P500指数:【VOO】バンガード S&P 500 ETF
・NASDAQ100指数:【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF

数値だけ見れば、世界株ETF、S&P500指数、NASDAQ100指数のいずれにおいても、米国ETFの方が手数料・分配金利回りにおいて東証ETFより有利となっています。

ただ、その差は精々0.5%程度に過ぎず、米国ETFの分配金は現地で源泉徴収され、為替スプレッドが発生するなどによって、米国ETFと東証ETFの差はほんのわずかに過ぎなくなります。

投資のしやすさやチャートの見やすさなどを考慮すれば、必ずしも米国ETFの方が優れているとは言えません。

当サイトは主に東証ETFで解説していますが、当サイトのコンテンツの内容はそのまま米国ETFでも応用可能です。

 

ETF投資を始めるならマネックス証券がおすすめ!

新NISAを使ったETF投資を始めるなら、マネックス証券がおすすめです。

マネックス証券は、新NISAの取引手数料が完全無料となっており、成長投資枠を使って世界株ETFや米国株ETFを手数料無料で長期・積立・分散投資できます。

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マネックス証券

マネックス証券のETF投資について、より詳しく知りたい場合には下記記事も参照してみてください。

マネックス証券のETF投資を解説!新NISAや人気ランキング、買い方についても紹介!
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