ETFの分配金再投資とは?分配金再投資を自動化する方法や分配金再投資におすすめの銘柄を紹介!

「ETFの分配金再投資とは?」「分配金再投資を自動化する方法とは?」「分配金再投資におすすめのETFって?」など、疑問に思っていませんか?

ETFは保有していることで分配金が支払われますが、この分配金を同じ銘柄に再投資する「分配金再投資」を行うことで、資産が複利で雪だるま式に増えていきます。

特に、ETFの分配金再投資は、非課税期間が恒久化される新NISAとの相性が抜群に良く、必ず新NISA枠を使って行うことを推奨します。

この記事では、ETFの分配金再投資の概要や自動化の方法について解説した上で、分配金再投資におすすめのETFについても紹介していきます。

 

ETFの分配金再投資とは?

ETFの分配金再投資について一から解説していきます。

 

そもそもETFの分配金とは?

ETFは保有していることで、株の配当金のように分配金が支給されます。

ETFの分配金がどの程度貰えるかを示す指標としては「分配金利回り(=分配金の合計÷株価)」があり、目安として3%以上あれば「高配当ETF」と呼ばれます。

ETFの分配金の原資となるのは、投資しているETFの運用対象から得られる配当金や賃貸収入、金利収入などです。

ETFの種類 株式 REIT 債券
分配金の原資 配当金 賃貸収入など 金利収入

これらの分配原資からETFの運用コストを差し引いたものが、投資家に分配金として還元される仕組みとなっています。

ETFの分配金は、銘柄ごとに決められた権利確定日(分配金支払い基準日)に、その銘柄を保有していることで、証券会社の口座に支払われる仕組みとなっています。

ただ、ETFも株と同様に、取引が約定した日と、実際にETFを受け取る日までにタイムラグがあるため、権利確定日の2営業日前までにETFを購入しておく必要がある点には注意が必要です。

なお、ETFの分配金が実際に口座に振り込まれるのは、権利確定日から約1ヶ月後程度です。

管理人がETF投資をしている【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の場合、分配金支払い基準日は毎年6月8日と12月8日の年2回となっています。

2022年12月8日分の分配金は2023年1月16日にSBI証券の口座に振り込まれ、2023年6月8日分の分配金は2023年7月14日に口座に振り込まれたことを確認しており、分配金支払いを通知する封筒も届きました。

 

ETFの分配金再投資とは?

ETFの分配金再投資とは、振り込まれた分配金で、そのまま同じ銘柄を買う行為のことです。

例えば、世界株ETFを500万円分運用していた場合、分配金利回りが1.4%とすると、年間で約7万円の分配金が支払われます。

この7万円の分配金を、そのまま世界株ETFの購入に回す行為が「分配金再投資」と呼ばれるものです。

なお、投資信託の場合は、分配金再投資分も含めて基準価額に反映される銘柄が増えているため、分配金再投資を手動で行う必要がありません。

ただ、ETFの場合には、分配金再投資は手動で行う必要があります。

とはいえ、「分配金再投資」という大層な言葉を使っているものの、ETFを定期的に長期・積立・分散投資している場合には、結局は同じ口座に振り込まれるため、やることは同じです。

四半期(3ヶ月)ごとに20万円ずつETFを買付しているような場合には、証券口座に振り込む金額が分配金の分だけ少なくなるということになります。

 

ETFの分配金再投資のメリット

ETFの分配金再投資のメリットについて見ていきましょう。

 

資産が雪だるま式に複利で増えていく

分配金再投資をすることによって、資産が雪だるま式に複利で増えていきます。

仮に、値上がり率は0%だったとしても、2%分の分配金が出れば、トータルリターンは+2%です。

さらに分配金再投資をして、投資原資を増やせば、分配金がさらに多く出るようになり、雪だるま式に資産が増えていくことになります。

分配金が出ることは、ETFの長期・積立・分散の強みの一つであり、上昇や横ばいのときはもちろん、下落しているときにも分配金は出るため、その分だけリスクヘッジにもなります。

 

新NISAの恩恵を最大限に享受できる

2024年から始まる新NISAでは、非課税期間が恒久化されるため、ETFの分配金再投資のメリットがより強くなります。

なお、ETFの分配金は配当所得となり、その税率は、株式の配当金と同様に20.315%(所得税15.315%、住民税5%)です。

NISAの枠内で投資していたETFの分配金については、配当金受け取り方法を「株式数比例配分方式」にしておくことで非課税となります。

仮に、新NISAの成長投資枠1,200万円を最大まで使って世界株ETFに投資しておけば、分配金利回り1.4%として年間の分配金は16.8万円になります。

この分配金に対して発生する約20%が非課税となるため、約3万4,000円が非課税となり手元に残るということです。

新NISAでは非課税期間が恒久化されるため、この分が毎年非課税となり続けます。

これを10年間に換算すれば、分配金だけで約34万円が手元に残るということです。

新NISAで投資していれば、非課税となった分をさらに分配金再投資に回せるため(成長投資枠が一杯になったら、つみたて投資枠で同種の投信に再投資しましょう)、新NISAを使わない場合との差はより大きくなります。

当サイトでは、ETF投資は必ず新NISA枠を使うことを推奨しており、その上で分配金再投資することをおすすめしています。

 

ETFの分配金再投資のデメリット

ETFの分配金再投資のデメリットを見ていきましょう。

 

分配金再投資のみを目的とした投資はリスクあり

当サイトでは、ETF投資において分配金は重要な要素の一つとして考えますが、分配金利回りが高いだけの銘柄はおすすめしていません。

S&P500指数や世界株ETFなどの時価総額加重平均型の銘柄に投資し、おまけ程度に出た分配金を再投資することを推奨しています。

そもそも、分配金利回りの計算式は、「1株当たり分配金÷株価」です。

この式は非常に重要で、分配金利回りは、分配金が増配になることでも上がりますが、株価が下がることでも上がる性質があります。

逆に言えば、株価が上昇することによって、分配金利回りは悪化する性質があるということです。

分配金利回りは、分配金が変わらなければ、株価が上昇することで悪化し、株価が下落すると良くなる性質があるため、「逆張り指数」であると言えます。

インデックス投資をする上では、この分配金利回りの性質は必ず理解しておきましょう。

高配当銘柄で構成された高配当ETFからは、値上がり率が大きい成長株は排除されてしまう傾向があるということです。

逆に、TOPIXやS&P500指数などの時価総額加重平均型の銘柄は、時価総額が大きい成長株が構成銘柄上位に組み込まれていく性質があるため、「順張り指数」であると言えます。

S&P500指数や世界株ETFは、値上がり率4%、分配金1%程度のトータル年率5%程度の利回りが期待できると考えています。

一方、高配当ETFについては、上述したように値上がり益は期待できないと割り切って、値上がり率0%、分配金3~4%程度を想定することが無難です。

単に分配金利回りが高いだけの銘柄に投資するデメリットについて、より詳しくは下記記事を参照ください。

ETFの高配当ランキング!分配金利回りが高いおすすめ銘柄についてご紹介!
「高配当ETFにはどのような銘柄があるだろう?」「ETFの分配金利回りランキングって?」「高配当ETFでおすすめの銘柄は?」といった疑問を持っていませんか? ETFの分配金は、株の配当金に相当し、長期・積立・分散投資をする上では、分配金を再...

 

ETFの分配金再投資を自動化する方法

ETFの分配金再投資を自動化する方法について解説していきます。

そもそもETFの分配金は、証券口座に現金として振り込まれるため、通常の入金と同じです。

分配金再投資と聞くと難しく感じるかもしれませんが、投資家側の作業としては、「分配金で2万円振り込まれたから、今回の入金は18万円で済む」といったようなことです。

楽天証券では、自動積立サービス「かぶツミ」を設定することによって、実質的に分配金再投資を自動化することが可能となっています。

なお、残念ながら、SBI証券では国内銘柄の自動積立サービスは実施していないため、ETFの分配金再投資を自動化することはできません。

 

楽天証券の国内株式向け自動積立サービス「かぶツミ」

楽天証券では、国内株式向け自動積立サービス「かぶツミ」を活用することによって、分配金再投資を自動化することが可能です。

自動積立サービス「かぶツミ」は、国内株式を毎月または毎週決まったタイミングで購入できる定期買付・自動積立サービスです。
※参考:楽天証券「積立設定」

「かぶツミ」の基本的な概要は次のようになっています。

取扱商品 国内株式全て(ETF含む)
積立指定日 ・日付指定コース:1日~28日から選択
・曜日指定コース:月曜日~金曜日から選択
積立条件 ・金額指定(3,000円~)
・株数指定(1株または1単元~)
預り区分 特定口座、一般口座、NISA口座
サービス手数料 無料
※国内株式手数料が適用
発注時間 積立指定日の寄付に自動発注
※積立指定日(指定曜日)が休場の場合、翌営業日に発注。

※参考:楽天証券「かぶツミ 取引ルール」

楽天証券の自動積立サービス「かぶツミ」を使ってETF投資をするメリットとしては、次の点が挙げられます。

  1. 楽天ポイントでポイント投資ができる。
  2. マネーブリッジ「自動入出金(スイープ)」設定で入金手続きも不要になる。
  3. NISAでも積立可能

※参考:楽天証券「遂に国内株式の積立サービス「かぶツミ™」がスタート!ネット証券初の機能がもりだくさん!(6/11(日)~)」

一方、ETF投資で「かぶツミ」を使うデメリットは次の通りです。

  1. 四半期(3ヶ月)ごとの積立設定ができない。
  2. 注文株数が小さくなってしまう。

「かぶツミ」では、毎月積み立ては可能ですが、四半期(3ヶ月)ごとの積立ができない点はデメリットと言えるでしょう。

また、「かぶツミ」での注文は、注文作成時点の前日終値を元に、成行の上限価格に応じて注文作成を行うため、銘柄によっては買付できる株数が少なくなってしまいます。

特に、【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信のように1口当たりの投資金額が大きい銘柄では、毎月積み立てだと端数が大きく出てしまうため、この傾向は顕著に出ます。

この点が気になる場合には、成行価格の上限は20~25%程度になるため、敢えて積立金額を20~25%程度高くしておくことによって、実際の積立金額を近付けるといったこともアリかもしれません。

 

ETFの分配金再投資を「かぶツミ」で自動化する方法

ETFの分配金再投資を「かぶツミ」で自動化する方法を見ていきましょう。

なお、「かぶツミ」はスマートフォンサイト経由でしかできないため、PCから設定する場合にはスマートフォンサイトを使うことになります。

今回は、PCでの操作説明となりますが、スマホでも同様です。

まず楽天証券にログイン後、上部タブの「国内株式」をクリックし、その下にある「積立設定」をクリックします。

「かぶツミ」のページが表示され、下にスクロールすると、「積立設定方法」の項目があり、「積立設定(スマートフォンサイト)」のボタンをクリックします。

「PCでスマートフォンサイトを表示します」の表示が出るため、「スマートフォンサイトを表示」をクリックします。

スマートフォンサイトが表示されるので、「積立する銘柄を探す」をクリックします。

「探す・注文」ページが出るため、「銘柄検索」にETFの銘柄コードを入力します。

今回は、例として世界株ETF【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信を注文するため、銘柄コードの「2559」を入力して検索しましょう。

所望の銘柄が表示されるため、銘柄の右側にある「∨」マークをクリックして展開し、「積立」をクリックします。

続いて、積立指定日と買付方法の設定ページに移動します。

積立指定日は、毎月積み立ての場合は、月初めなら「1日」、月末なら「28日」を選択するようにしましょう。

買付方法は、ドルコスト平均法に基づいて、「金額指定」にすることを推奨します。

「積立指定日」と「買付方法」を選択したら、「次へ」をクリックしましょう。

続いて、積立条件の設定のページになります。

1回ごとの注文金額を入力します。

例えば、年間60万円積立したい場合には、毎月の積立額は50,000円となります。

ボーナス設定をするかどうかは任意です。

口座区分は、「NISA」を設定するようにしましょう(上記のスクリーンショットでは表示されていませんが、NISA口座を開設していると「NISA」が表示されます)。

続いて、ここまでの「指定日と買付方法」「積立条件」が表示されるので、確認して正しければ取引暗証番号を入力して「設定する」をクリックします。

 

ETFの分配金再投資におすすめの銘柄6選!

ETFの分配金再投資におすすめの銘柄を見ていきましょう。

※ここでの分配金利回りはETFのカタログ値ではなく、2023年9月5日終値の値を参照にして算出しています。各データは、2023年9月5日時点の値です。

 

世界株ETF!【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信

【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、三菱UFJ国際投信が運用する、「MSCI ACWIインデックス」に連動する世界株ETFです。

日本を含む世界株ETFとしては、最も代表的な銘柄で、通称「オルカン」とも呼ばれます。

信託報酬(税込) 0.0858%
分配金 259円(年2回)
分配金利回り 1.55%
直近5年間の値動き +63.28%(10,200円→16,655円)
必要投資金額 16,655円(1口)
上場日 2020年1月9日
長期投資おすすめ度 ★★★★★
流動性 ★★

NISAを使ったETFの長期・積立・分散投資において、最も基本的な銘柄となります。

なお、世界株ETFとは言いますが、構成比率の約6割弱は米国株となっており、S&P500指数に米国株以外のグローバル企業を足したような銘柄となっています。

直近の分配金利回りは1.55%まで上がっており、分配金再投資にも効果的です。

当サイトで推奨するETF投資は、世界株ETFや米国株ETFに長期・積立・分散投資しつつ、発生した分配金を再投資するというものです。

なお、当サイトで推奨する銘柄の分配金利回りはそれぞれ次のようになっています。

銘柄 種類 分配金利回り 分配金(合計) 価格
【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 世界株ETF 1.55% 259円 16,655円
【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 米国株ETF(S&P500指数) 1.18% 225円 19,045円
【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信 米国株ETF(NASDAQ100指数) 0.24% 57円 22,975円
【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 先進国株ETF 1.44% 65.7円 4,541円

分配金利回りの値で見ると、世界株ETFが最も分配金再投資には適していると言えます。

 

国内REIT型ETF!【1343】NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信

【1343】NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「東証REIT指数」に連動する国内REIT型ETFです。

「東証REIT指数」は、東京証券取引所に上場するREIT全銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。

国内REIT型ETFとしては、最も基本的な銘柄となります。

信託報酬(税込) 0.1705%
分配金 73.5円(年4回)
分配金利回り 3.55%
直近5年間の値動き +9.25%(1,890円→2,065円)
必要投資金額 20,650円(10口)
上場日 2008年9月18日
長期投資おすすめ度 ★★★★★
流動性 ★★

REITの分配金は家賃収入から出るため、減配リスクが株式よりも低く、分配金利回りが安定しやすいことがメリットです。

このため、REIT型ETFは、分配金再投資をする上では最もおすすめのETFと言えます。

同銘柄は、直近5年間の値上がり益では株式に見劣りするものの、分配金は安定して出続けています。

ただ、やはりトータルリターンで考えると、世界株ETFや米国株ETFには劣ると言わざるを得ません。

 

海外REIT型ETF!【2515】NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信

【2515】NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み)」に連動する先進国REIT型ETFです。

海外REIT型ETFの中では、代表的な銘柄の一つとなっています。

信託報酬(税込) 0.187%
分配金 43.2円(年4回)
分配金利回り 3.46%
直近5年間の値動き +22.39%(1,018円→1,246円)
必要投資金額 12,460円(10口)
上場日 2017年12月11日
長期投資おすすめ度 ★★★★★
流動性

先進国REIT型ETFは、外貨建て資産となるため、円安になるとプラスになることもメリットです。

ドルなどの外貨建てETFの中では、分配金再投資に最も適する銘柄の一つと言えます。

国内REIT型ETFよりも値上がり益が大きくなっているのは、円安が寄与していると見られます。

 

米国REIT型ETF!【1659】iシェアーズ 米国リート ETF

【1659】iシェアーズ 米国リート ETFは、ブラックロック・ジャパンが運用する、「FTSE NAREIT EQUITY REITS インデックス(TTM 円建て)」に連動する米国REIT型ETFです。

米国REIT型ETFとして、代表的な銘柄となります。

信託報酬(税込) 0.22%
分配金 73円(年4回)
分配金利回り 2.63%
直近5年間の値動き +33.09%(2,082円→2,771円)
必要投資金額 2,771円(1口)
上場日 2017年9月28日
長期投資おすすめ度 ★★★★★
流動性

米国REITやドル建て資産で運用したい場合には、こちらの銘柄での分配金再投資をおすすめします。

ドル建ての高配当ETFの中では、最も分配金再投資に適する銘柄と言ってよいでしょう。

国内REIT、先進国REITよりも値上がり益が大きくなっていますが、これは円高ドル安による、ドル比率の高さによるものと見てよいでしょう。

値上がり率が大きくなっていることもあり、分配金利回り自体は国内REIT、先進国REITよりも低くなっていますが、トータルリターンでは上回っています。

 

日本株の高配当ETF!【2564】グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF

【2564】グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETFは、Global X Japanが運用する、「MSCIジャパン・高配当セレクト25指数」に連動する日本株ETFです。

「MSCIジャパン・高配当セレクト25指数」は、日本株・国内REITで配当の継続性や流動性に配慮して選定された銘柄のうち、配当利回りの高い25銘柄(普通株式23銘柄・REIT2銘柄)を構成銘柄とする指数です。

日本株の高配当株ETFの中でも、分配金利回りが高い銘柄となっています。

信託報酬(税込) 0.429%
分配金 120円(年4回)
分配金利回り 4.67%
直近5年間の値動き +66.97%(1,538円→2,568円)
必要投資金額 2,568円(1口)
上場日 2020年8月26日
長期投資おすすめ度 ★★★★
流動性

上場から3年で+60%以上の値上がり益となっており、それでいて分配金利回りは4%以上あります。

数値上は文句なしの高配当ETFですが、リスクとして考えられるのは、同ETFが連動する「MSCIジャパン・高配当セレクト25指数」は25銘柄にしか分散されていない点です。

上場からの直近3年間は、値上がり益も分配金利回りも素晴らしい成績となっていますが、今後は分かりません。

当サイトでは、高配当ETFは逆張り指数であるため、長期的に見たトータルリターンは、良くてTOPIXと同程度にまで収束すると考えています。

とはいえ、日本株の高配当ETFとしては代表的な銘柄であることは変わりません。

高配当を売りにしているETFであるため、分配金がステルス減配されてしまうリスクも低いと考えられます。

ただ、ポートフォリオの全てを使って、この銘柄で分配金再投資をするのはおすすめできません。

 

日本株の高配当ETF!【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信

【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「日経平均高配当株50指数」に連動する日本株ETFです。

「日経平均高配当株50指数」は、日経平均株価を構成する225銘柄の中から配当利回りが高い50銘柄で算出される株価指数です。

日本株の高配当株ETFの中では代表的な銘柄です。

信託報酬(税込) 0.308%
分配金 2,228円(年4回)
分配金利回り 3.86%
直近5年間の値動き +51.27%(38,150円→57,710円)
必要投資金額 57,710円(1口)
上場日 2017年2月13日
長期投資おすすめ度 ★★★★
流動性 ★★★

【2564】グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETFと比較すると、こちらは50銘柄に分散されています。

直近5年間トータルの値上がり益は+51%と大きな値となっていますが、月足チャートの2018~2020年3月(コロナショック)までの値動きに注目してみてください。

高配当ETFは、このように大きなマイナスの値動きになるケースが少なくありません。

高配当ETFへの投資を検討している方は、この銘柄の2018~2020年の値動きについて覚えておくようにしましょう。

ETF投資において重要なことは、値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)を含めたトータルリターンです。

 

【参考】TOPIX連動型ETF!【1475】iシェアーズ・コア TOPIX ETF

当サイトが日本株ETFとしておすすめしている、TOPIX連動型ETFの【1475】iシェアーズ・コア TOPIX ETFについて、日本株の高配当ETFと比較して見ていきましょう。

信託報酬(税込) 0.0495%
分配金 49円(年2回)
分配金利回り 2.01%
直近5年間の値動き +39.50%(1,744円→2,433円)
必要投資金額 2,433円(1口)
上場日 2015年10月20日
長期投資おすすめ度 ★★★★★
流動性 ★★★

高配当ETFの【2564】グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF、【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信と比較すると、分配金利回りは1.5~2.0%ほど小さくなっており、値上がり益も低くなっています。

直近5年間で見ると、トータルリターンでは高配当ETFよりも劣っている状況です。

ただ、直近5年間の数値だけを見て、TOPIXよりも高配当ETFの方が優れていると考えるのは早計です。

TOPIXは東証プライム市場に上場している全銘柄に分散されているため、下落率は低くなる傾向があります。

2017年7月→2020年3月コロナショックまでの最大下落率を比較すると、次の通りです。
・【1475】iシェアーズ・コア TOPIX ETF:-25.50%(1,631円→1,215円)
・【1489】NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信:-35.58%(36,200円→23,320円)
※2017年7月→2020年3月コロナショックまでの最大下落率

また、信託報酬の低さもメリットです。

分配金利回りだけで比較すると、TOPIX連動型ETFは日本株の高配当ETFと1.5~2.0%程度の差となりますが、「分配金利回り-信託報酬」で比較してみると、この差は1.3~1.7%程度まで縮まります。

これらの差をどのように評価するかですが、当サイトでは高配当ETFの長期で見たトータルリターンはTOPIXと変わらないと考え、信託報酬・流動性リスクが低い分、TOPIX連動型ETFをおすすめします。

ただ、高配当ETFはトータルリターンではTOPIXとそこまで変わらないと考えて、敢えて高配当ETFを選択するのは、もちろんアリです。

当サイトで主張したいことは、高配当ETFに対して過度の幻想は持つべきではないということです。

高配当ETFのデメリットについて理解した上で、分配金再投資目的で高配当ETFに投資することはなんら問題ありません。

逆に言えば、TOPIX連動型ETFは、長期で見れば信託報酬分のメリットしかないと考え、分配金再投資するワクワク分が上回ると考えたら、高配当ETFを選択して構いません。

 

まとめ

この記事では、ETFの分配金再投資の概要や自動化の方法について解説した上で、分配金再投資におすすめのETFについても紹介してきました。

分配金再投資とは言いますが、実際の投資作業からすると、分配金は同じ口座に振り込まれるため、ETF買い付けにおいて証券口座に振り込む金額が分配金の分だけ少なくなるということになります。

2024年から始まる新NISAでは、非課税期間が恒久化されるため、ETFの分配金再投資との相性が抜群です。

ただ、当サイトでは、分配金再投資だけを目的に分配金利回りが高いだけの銘柄は推奨していません。

ETF投資で重要なことは、値上がり益(キャピタルゲイン)と分配金(インカムゲイン)の合計となるトータルリターンです。

トータルリターンが期待できる世界株ETFや米国株ETFに長期・積立・分散投資しながら、その間に出た分配金をついでに再投資することをおすすめします。

 

ETF投資を始めるならマネックス証券がおすすめ!

新NISAを使ったETF投資を始めるなら、マネックス証券がおすすめです。

マネックス証券は、新NISAの取引手数料が完全無料となっており、成長投資枠を使って世界株ETFや米国株ETFを手数料無料で長期・積立・分散投資できます。

マネックスカードでクレカ投信積立すると還元率1.1%となっており、つみたて投資枠で世界株投信や米国株投信に投資するとAmazonギフト券やdポイントと交換できるマネックスポイントが貯まります。

また、マネックス証券のiDeCoは、NASDAQ100指数「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」、米国株投信「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、世界株投信「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と揃っているため、新NISAとiDeCoを同時に始めたい場合には特におすすめです。

マネックス証券

マネックス証券のETF投資について、より詳しく知りたい場合には下記記事も参照してみてください。

マネックス証券のETF投資を解説!新NISAや人気ランキング、買い方についても紹介!
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