ETFの選び方と買い方について解説!ネット証券でETFを購入する方法とは?

「ETFの選び方って?」「ETFの買い方の注意点とは?」「ネット証券でETFを買うにはどうすればいいの?」など、ETFの選び方や買い方でお悩みではありませんか?

人生100年時代に向けてインデックス投資の必要性が叫ばれており、2024年からは非課税期間が恒久化する新NISAも始まります。

ただ、NISAを使ったETF投資を始めるとしても、成長が期待される銘柄を選ばなければ、新NISAの利点も半減してしまいます。

ETFの銘柄を正しく選べたとしても、より重要になってくるのはETFの買い方です。

この記事では、ETFの基本から、ETFの選び方と買い方について解説した上で、主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)でETFを購入する方法(サイト、チャートソフト、アプリ)についても紹介しています。

 

そもそもETF(上場投資信託)とは?

ETFとは「Exchange Traded Fund」の略称で、「上場投資信託」とも呼ばれる金融商品です。

ETFは、TOPIXや日経平均株価、S&P500指数といった指数(インデックス)に連動するように、投信会社によって運用されています。

投資と聞くと、トヨタ自動車やソフトバンクグループ、任天堂といった、個別銘柄への投資を連想する方が多いかと思いますが、ETFは複数の銘柄に分散投資された商品です。

例えば、東証プライム市場の全銘柄で構成されるTOPIX型連動型ETFは、東証プライム市場全銘柄に分散投資された金融商品となっています(より正確に言うと、TOPIXは時価総額加重平均型のため、時価総額が大きい銘柄の構成比率が高くなっています)。

ETFと似ている金融商品としては、インデックス型の投資信託(インデックス投信)がありますが、ETFと投資信託の違いについては下記記事を参照ください。

ETFと投資信託の違いを徹底比較!どっちがおすすめ?
「ETFと投資信託(インデックス投信)の違いって何だろう?」「インデックス投信を始めるなら、ETFと投資信託のどちらにすべきだろう?」と、お困りではありませんか?ETFと投資信託は、いずれも長期・積立・分散投資におすすめの金融商品です。ET...

ETF投資のメリットとしては、個別株に比べてローリスクで長期的な資産形成ができる、保有していると分配金が得られる、新NISAとの相性が非常に良い、投資信託に比べて信託報酬が低いことなどが挙げられます。

ETF投資のメリットなど、ETFについてより詳しくは下記記事を参照ください。

ETF(上場投資信託)って何?メリットやデメリットをわかりやすく解説!
「ETFって何?」「ETFのメリットやデメリットとは?」「ETFが発行・売買される仕組みって?」「ETFの価格とは?」など、疑問に思っていませんか。ETFはNISAを使った長期・積立・分散投資におすすめの金融商品となっており、インデックス投...

 

ETFの選び方について

東証には約300銘柄のETFが上場していますが、その中で長期・積立・分散に適する銘柄は10%程度です。

ETFの選び方を一言で言うと、「成長性があり、分散投資によるリスク低減がされており、流動性がある銘柄を選ぶ」です。

なお、当サイトで推奨しているETF3銘柄は、ここで述べる条件を全て満たしています。
-世界株ETF:【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
-米国株ETF:【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
-米国株ETF(ハイリスク・ハイリターン):【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信

ETFの選び方について見ていきましょう。

 

成長性が期待できること

ETF投資をする上では、何よりも長期的に値上がりしてもらわなければ話になりません。

そのため、今後も値上がりが期待される成長性がある銘柄を選ぶことが重要です。

当サイトでは、成長性が期待できる銘柄として、米国株ETFおよび世界株ETFを推奨しています。

米国株ETFとは、その名の通り、米国株で構成されているETFです。

米国経済は成長が続いており、少子化の影響はあるものの人口増加も続いており、あと数十年は成長が期待できると考えられます。

世界株ETFとは、世界中のグローバル企業から構成されており、その半分程度は米国株で構成され、もう半分程度は日本や欧州、その他の先進国や新興国などで構成されるETFです。

今後、米国経済や世界経済は、4%程度の成長は続くと期待できるため、米国株ETFや世界株ETFも年率4%+分配金1%のトータルリターン平均5%程度の利回りはできるだろうというのが、投資クラスタの間で共通しているインデックス投資の一般論となっています。

 

複数銘柄に分散投資されていること

ETFのメリットの一つとして、複数銘柄に分散投資されているため、リスクヘッジされていることが挙げられます。

例えば、S&P500指数は米国株500銘柄で構成されていますが、このポートフォリオを個人で組むのは非常に大変で、多くの資金が必要になります。

ETFでは、S&P500指数連動型ETF1銘柄に投資すれば、それだけで米国株500銘柄への分散投資が実現できます。

なお、ETFの中には、日本株の業種別ETFのように、数銘柄で構成比率の50%以上といった銘柄もありますが、分散投資という点ではおすすめできません。

分散投資がなぜ必要になるのかというと、特定銘柄が暴落した場合のリスクを小さくできることにあります。

例えば、ある銘柄に全資金を投資していたとして、暴落して半値になってしまったら、資産も半分になってしまいます。

ETFのように分散投資されている金融商品なら、仮に構成比率5%の銘柄が暴落して半値になってしまったとしても、5%×(-50%)=-2.5%の影響しかありません。

もちろん、これは逆に、ETFでは特定銘柄が暴騰した場合の利益も薄まってしまうことを意味します。

ただ、そもそもETF投資のようなインデックス投資の目的は、ローリスクで長期的に年率5%程度の利回りを達成することであるため仕方ありません。

年率100%を超えるような利回りを期待したい場合には、特定銘柄に集中投資する方が、可能性がありますが、それはETF投資の目的ではありません。

 

流動性が十分にあること

ETFは上場しているため、流動性リスクという投資信託にはないリスクが発生することがあります。

流動性とは、マーケットでの取引のしやすさを示すものです。

具体的には、1日の売買代金や板の状態を見ることで、流動性の有無が判断できます。

流動性がない銘柄を取引すると、現在価格よりも不利な価格で売買せざるを得なくなってしまい、余計なコストが掛かってしまうことに注意が必要です。

例えば、現在価格が10,000円を付けていたとしても、流動性がなく売り注文が11,000円にしか出ていなければ、現在価格10,000円の銘柄を11,000円で買うしかない状況となります。

1日の売買代金が最低でも1億円はある銘柄でなければ、ETF投資にはおすすめできません。

実際にETFを買うタイミングとしては、取引量が最も大きくなる大引けに買うことを推奨します。

この点について詳しくは、下記で解説していきます。

 

ETFのパンフレットと銘柄詳細の見方を解説!

東証のホームページでは、上場している全ETFについて一覧で紹介してあり、パンフレットと銘柄詳細のリンクも貼ってあります。
※参考:東証「銘柄一覧(ETF)」

ETF選びにおいて、東証のパンフレットと銘柄詳細の見方は重要であるため、詳しく見ていきましょう。

今回は、世界株ETF:【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信を例に解説していきます。
※参考:日本取引所「【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」

まず、東証の銘柄一覧のページから、【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信を探してみましょう。
※Ctrl+Fキーで銘柄コード(この場合は2559)を検索するのが効率的です。

パンフレットと銘柄詳細のアイコンをクリックしてみましょう。

 

ETFのパンフレットの見方

まずは、パンフレットの見方と重要ポイントについて解説していきます。

上図は世界株ETF【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信のパンフレットですが、ETFのパンフレットで見るべきは1ページ目だけで問題ありません。

ETFのパンフレットには概要などが書かれていますが、パンフレットでまず見ておくべきは、「分配金支払基準日」と「信託報酬(税込)」、「ファンド組入銘柄」の3項目です。

分配金利回りなどもここで確認しても構いませんが、パンフレットは更新が遅いので、最新のデータが反映されていません。

「分配金支払基準日」とは、その日までに銘柄を保有していることで分配金が受け取れる日付となります。

この日付までに銘柄を保有しておくことによって、約1ヶ月後に分配金が口座に支払われますが、2営業日前までに保有しておく必要がある点に注意が必要です。

「信託報酬」とは、ファンドに支払う手数料です。

パンフレットでは、最低限この2点について確認しておきましょう。

パフォーマンスについても書かれていますが、パンフレット発行日の価格で計算されているため、参考にならない場合があります。

パンフレットで特に重要な情報として、1ページ目の右下に載っている「3.ファンド組入銘柄」は確認しておくようにしましょう。

ここにはETFの構成銘柄上位の銘柄および、その構成比率が載っています。

 

ETFの銘柄詳細の見方

ETFの銘柄詳細では、パンフレットよりも新しい最新の情報が掲載されています。

ETFの銘柄詳細で見るべきポイントは、「分配金」および「分配金利回り」、「平均売買代金(直近90日)」の3点です。

「分配金」および「分配金利回り」はパンフレットでも確認できますが、銘柄詳細の方が新しいデータとなっています。

「平均売買代金(直近90日)」は、流動性を見る上で参考にしてもよいでしょう。

流動性についてより詳しく見たい場合には、チャートソフトなどを使って、板情報や終値での取引量(歩み値(Time&Sales)で確認する)について確認しておきましょう。

また、銘柄詳細のページ下部には、直近の「分配金支払実績」も掲載されています。

「信託報酬」などの費用についても、こちらのページに掲載されています。

なお、右側に簡易チャートも載っていますが、より詳しく見る場合にはチャートソフトを使うようにしましょう。

 

ETFの買い方について

投資するETFを選んだら、次はETFの買い方について見ていきましょう。

当サイトが推奨するETFの買い方を一言で言うと、「新NISA枠を使って、毎年60万円ずつ世界株ETFを積み立てていく(2月・5月・8月・11月末に15万円ずつ積み立てていく)。投資する際には、流動性が最も大きくなる大引けに注文する」といったものです。

ETFの買い方についてより詳しくは、ETF投資の長期・積立・分散投資について解説した下記記事を参照ください。

ETFの長期・積立・分散投資とは?ドルコスト平均法についても解説!
「ETFで長期・積立・分散投資を始めてみたい!」「そもそも長期・積立・分散投資って何だろう?」「ドルコスト平均法がよく分からない」など疑問に思っていませんか?ETFの長期・積立・分散投資には、長期的に値上がり益となりやすい、分配金を再投資し...

 

新NISAを活用する

ETFは、NISAとの相性が良く、2024年から非課税期間が恒久化される新NISAとの相性は抜群です。

NISA枠でETFに投資すれば、値上がり益はもちろん、毎年発生する分配金も非課税となるため、長期的に大きな差が出ます。

当サイトでは、新NISA枠の1,800万円以上のインデックス投資は必要ないと考えています。
※新NISAの1,800万円は、まず成長投資枠1,200万円分でETFに投資し、成長投資枠を使い切ったら、つみたて投資枠で世界株投信や米国株投信に投資することを推奨しています。

新NISAを使ったETF投資について、より詳しくは下記記事を参照ください。

新NISA(成長投資枠)で投資すべきETFはどれ?つみたて投資枠のおすすめ銘柄も紹介!
「2024年から始まる新NISAって?」「新NISAで投資すべきETFはどれだろう?」「新NISAの成長投資枠を使い終わったら、つみたて投資枠では何に投資すればいいの?」など、新NISAについて疑問に思っていませんか?NISAは2024年か...

 

長期・積立・分散投資を心掛ける

ETF投資を始めるとしても、いきなり全資金を特定のETFに投資することは推奨できません。

ETF投資では、長期・積立・分散投資を心掛けていくことを推奨します。

長期・積立・分散投資とは、「毎年60万円ずつ世界株ETFを積み立てていく(2月・5月・8月・11月末に15万円ずつ積み立てていく)」といったものです。

リーマンショックやコロナショックのような暴落はいつ起こるか分からないというのが実際の所です。

全資産をいきなりETFに投資してしまっていると、暴落時に買えないため、平均取得単価を有利にできません。

新NISAはお得のため、いきなり全資産を回してしまいたい気持ちも分かりますが、年60万円から年120万円程度までに留めておき、長期・積立・分散投資による時間分散を徹底することを推奨します。

ETF投資の長期・積立・分散投資について、より詳しくは下記記事を参照ください。

ETFの長期・積立・分散投資とは?ドルコスト平均法についても解説!
「ETFで長期・積立・分散投資を始めてみたい!」「そもそも長期・積立・分散投資って何だろう?」「ドルコスト平均法がよく分からない」など疑問に思っていませんか?ETFの長期・積立・分散投資には、長期的に値上がり益となりやすい、分配金を再投資し...

 

取引量が最も大きくなる大引けに買って流動性リスクを小さくする

ETFを買うタイミングとしては、取引量が最も大きくなる大引け(東証15時00分)に買うことを推奨します。

取引量が少ないときにETFを買ってしまうと、不利な価格で約定してしまう場合があるためです。

ETFを大引けで買うには、証券会社で、成行注文のオプション「引成」を使った「引成注文」を使います。

なお、引成注文を出す場合には、前日夜に出してしまうと、前場引け(東証11時30分)で取得してしまう点には注意が必要です(気にならないなら問題ありませんが、チャートでは価格を確認できなくなります)。

終値価格で取得したい場合には、当日の昼休みに入ってから引成注文を出すようにしましょう。

 

主要ネット証券でETFを購入する方法【サイト編】

主要ネット証券3社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)でETFを買う方法を見ていきましょう。

まずは、各ネット証券のサイトからETFを買う方法について解説していきます。

 

SBI証券でのETFの買い方

SBI証券でのETFの買い方について見ていきましょう。

今回は、米国株ETF【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信を買う場合について説明していますが、他の東証ETFでも同様です。

SBI証券にログイン後、ページ上部にある「国内株式」タブをクリックします。
※もしくは、ページ上の検索欄に銘柄コードを入力しても構いません。

国内株式のページに移行し、ページ中部の「銘柄を探す」という欄に検索バーがあるため、ここにETFの銘柄コード(【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の場合は「2558」)を入力し、検索をクリックします。

銘柄の情報が表示されるので、現在値の横にある「現物買」をクリックします。

現物取引の画面となるため、注文条件を入力していきます。

「市場」(①)は「東証」を選択しておきます。

なお、「SOR指定」は、大引けに成行注文で買う場合には必要ないためチェックを外しておきましょう(SOR指定が入っていると注文できない場合がある)。
※「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」とは、複数市場から最良の市場を選択して執行する形態の注文のこと。寄り付きや大引けで取引する場合には、どこで注文しても同じ(寄り付きなら始値、大引けなら終値の価格で執行される)であるため必要ない。

「株数」(②)には注文する株数を入力します。
※20万円前後買う場合、【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の価格は18,625円のため、200,000円÷18,625円=10.738より11株。

「価格」(③)には注文方法を入力していきます。

大引け(15:00)で買いたい場合には、「成行」を選び、「引成」を選択しておきましょう。

なお、引け注文の場合、前場終了前(11:30前)に注文すると「前場引け(11:30)」に執行されることには注意が必要です。前場終了後の大引け前(11:30~15:00まで)に注文すると「大引け(15:00)」に執行されます。

「期間」(④)は、当日中に買いたい場合には「当日中」を選択しておきます。

「預かり区分」(⑤)は、NISA口座から注文したい場合には「NISA預かり」を選択しておきましょう。

「取引パスワード」(⑥)を入力してから、「注文確認画面へ」を押しましょう。

 

楽天証券でのETFの買い方

楽天証券でのETFの買い方について見ていきましょう。

今回は、世界株ETF【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信を買う場合について説明していますが、他の東証ETFでも同様です。

楽天証券にログイン後、ページ上部の「国内株式」をクリックします。
※もしくは、ページ右上の検索欄に銘柄コードを入力しても構いません。

「国内株式トップ」のすぐ下に検索バーが出てくるため、ここにETFの銘柄コードを入力し(【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の場合は「2559」)、検索をクリックします。

銘柄の情報が表示されるので、現在値の横にある現物取引から「買い注文」をクリックします。

現物取引の画面となるため、注文条件を入力していきます。

銘柄の「数量」(①)を入力します。
※20万円前後買う場合、【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の価格は16,245円のため、200,000円÷16,245円=12.311より12株。

注文方法は、「価格」(②)と「執行条件」(③)の欄で指定します。

引けで買いたい場合には、「価格」(②)は「成行で執行する」を選び、「執行条件」(③)は「引け」にしておきましょう。

なお、引け注文の場合は、前場終了前に注文すると「前場引け(11:30)」に執行されることには注意が必要です。前場終了以後、大引け前に注文すると「大引け(15:00)」に執行されます。

NISA口座から注文したい場合には、「口座」(④)で「NISA」を選択しておきます。

「同時にセット注文(売り)を」(⑤)は、ETF投資では長期保有するため必要ありません。「予約しない」にチェックを入れておきましょう。

「取引暗証番号」(⑥)を入力してから、注文ボタン(⑦)を押しましょう。

 

マネックス証券でのETFの買い方

マネックス証券でのETFの買い方について見ていきましょう。

今回は、米国株ETF【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信を買う場合について説明していますが、他の東証ETFでも同様です。

マネックス証券にログイン後、ページ上部の「株式取引」をクリックします。
※もしくは、ページ上の銘柄コード欄に銘柄コードを入力しても構いません。

「株式」の下に検索バーが出てくるため、右側の「注文する」の欄にETFの銘柄コードを入力し(【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信の場合は「1545」)、「買い注文」をクリックします。

スタンダード注文の画面になるため、注文条件を入力していきます。

「市場」(①)は「東証」が選択されていることを確認し、「SOR」は必要ないためチェックを外しておきます。

「株数」(②)を入力します。
※20万円前後買う場合、【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信の価格は22,155円のため、200,000円÷22,155円=9.027より9株。

注文方法は、「価格」(③)、「有効期間」(④)、「執行条件」(⑤)の欄で指定します。

大引けで買いたい場合には、「価格」(③)は「成行」にチェックを入れておき、「有効期間」(④)は「当日後場のみ」、「執行条件」(⑤)は「引け」にしておきましょう。

NISA口座から注文したい場合には、「口座区分」(⑥)で「NISA」を選択しておきます(上記のスクリーンショットでは表示されていませんが、NISA口座を開設していると「NISA」が表示されます)。

以上を確認の上、「次へ(注文確認画面)」を押して注文を入れましょう。

 

主要ネット証券でETFを購入する方法【無料チャートソフト編】

主要ネット証券3社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)の無料チャートソフトを使って、ETFを買う方法について解説していきます。

 

SBI証券「HYPER SBI 2」でのETFの買い方

SBI証券の無料チャートソフト「HYPER SBI 2」を使って、ETFを買う方法を見ていきましょう。
※参考:SBI証券「HYPER SBI 2」

「HYPER SBI 2」を起動したら、上部の「個別銘柄」タブをクリックして、注文したい銘柄のコード(今回は2558)を入力して検索すると、注文したい銘柄の情報が表示されます。

銘柄情報の画面中央下にある注文画面について、次のように入力します。

一番左のタブ「新規注文」(①)になっていることを確認しておきましょう。

「現物」(②)を選択し、「新NISA預かり」(③)(※画面は2023年12月6日にキャプチャーしたため「旧NISA預かり」となっています)を選択します(SORも外しています)。

画面の左下が売注文、右下が買注文となるため、右下の買注文に入力していきましょう。

「株数」(④)を入力します。

大引けで買いたい場合には、「成行」タブ(⑤)にチェックを入れて、「引け」(⑥)を選択しておきます(11:30~15:00までに注文を出しましょう)。

最後に、「買注文」(⑦)を押して、確認画面をチェックすれば注文完了です。

 

楽天証券「MARKET SPEED II」でのETFの買い方

楽天証券の無料チャートソフト「MARKET SPEED II」を使って、ETFを買う方法を解説していきます。
※参考:楽天証券「MARKET SPEED II」

「MARKET SPEED II」を起動したら、上部の「個別銘柄」タブをクリックして、国内株式の欄に注文したい銘柄のコード(今回は2559)を入力して検索すると、注文したい銘柄の情報が表示されます。

画面の右上にある「注文」をクリックして、「国内株現物取引」→「買い注文」と選択します。

現物買い注文の画面になるので、次のように入力していきます。

タブが「通常注文」(①)に入っていることをチェックしておきます。

「数量」(②)に、注文したい株数を入力します。

大引けで注文したい場合には、価格で「成行」タブ(③)にチェックを入れて、「執行条件」(④)は「引け」を選択しておきます(11:30~15:00までに注文を出しましょう)。

口座区分(⑤)は「新NISA」を選択しましょう(画像では「特定」となっていますが、ご了承ください)。

最後に、「確認」(⑥)を押して、確認画面をチェックすれば注文完了です。

 

マネックス証券「マネックストレーダー」でのETFの買い方

マネックス証券の無料チャートソフト「マネックストレーダー」を使って、ETFを買う方法について解説していきます。
※参考:マネックス証券「マネックストレーダー」

「マネックストレーダー」を起動したら、上部の「株式注文・照会」から「【6203】株式TradingOne」をクリックします(他の注文でも構いませんが、今回はこの方法で解説します)。

「株式TradingOne」のブラウザが出たら、左上のタブに銘柄コード(今回は1545)を入力します。

画面中央にある注文欄で、「現物買」タブが選択されている状態で、次のように入力していきます。

「通常」タブ(①)を選択しておきましょう。

「数量」(②)には、注文したい株数を入力します。

なお、成行注文する場合には、SORもチェックを外しておいてください。

大引けで買いたい場合には、「成行」(③)を選択した上で、「引け」(④)にチェックを入れて、有効期間指定(⑤)では「当日後場のみ」を選択しておきます。

口座区分(⑥)は「新NISA」を選択しておきましょう(画像では「特定」となっていますが、ご了承ください)。

最後に、「注文」(⑦)をクリックして、確認したら注文完了です。

 

主要ネット証券でETFを購入する方法【アプリ編】

主要ネット証券3社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)のアプリを使って、ETFを買う方法について解説していきます。

 

SBI証券「SBI証券株アプリ」でのETFの買い方

SBI証券のアプリ「SBI証券株アプリ」で、東証ETFを買う方法を見ていきましょう。
※参考:SBI証券「SBI証券株アプリ」

「SBI証券株アプリ」を起動後、下部右の「銘柄検索」をタップして、銘柄コード(今回は2558)を入力して、注文したい銘柄をタップします(よく注文する銘柄は登録しておくとよいでしょう)。

銘柄の画面になるので、上部の「取引」をタップしましょう。

新しく画面が出るので、「現物買」をタップします。

現物買の注文入力画面になるので、上部タブを「東証*」にしてから(SORだと成行注文できないため)、以下のように入力していきます。

「預かり区分」は「新NISA」とします(画面は2023年12月6日にキャプチャーしたため「旧NISA」となっています)。

「注文種別」は「通常」を選択し、「株数」に注文したい株数を入力します。

大引けで注文したい場合には、「価格」は「成行」、執行条件は「引成」とし、期間は「当日中」とします(11:30から15:00までに注文をいれておきましょう)。

「取引パスワード」を入力してから、画面下の「確認」をタップして注文確認すれば注文完了です。

 

楽天証券「iSPEED」でのETFの買い方

楽天証券のアプリ「iSPEED」で、東証ETFを買う方法を見ていきましょう。
※参考:楽天証券「iSPEED」

「iSPEED」を起動後、下部の「検索」をタップすると検索画面になるので、上部の検索欄に銘柄コード(今回は2559)を入力して、右にある「検索」をタップします。

注文したい銘柄が表示されたことを確認したら、上部右側にある「注文」をタップします。

画面下に、注文の種類が出るので、「現物買い」をタップします。

現物買いの注文入力画面になるので、以下のように入力していきます。

「市場」は「東証」が選択されていることを確認しておきましょう。

「数量」には、現物買いする株数を入力します。

大引けで注文したい場合には、「価格」は「成行」、「執行条件」は「引け」とします(11:30から15:00までに注文をいれておきましょう)。

「口座区分」は「新NISA」を選択しておきましょう(画像では「特定」となっていますが、ご了承ください)。

画面入力はもうちょっと続きます。

残りは特に気にする必要はありませんが、「セット注文」は、ETF投資で長期保有する場合には売る必要がないためオフになっていることを確認しておきましょう。

「取引暗証番号」を入力したら、画面下の「確認画面へ」をタップして注文内容を確認して注文完了です。

 

マネックス証券「マネックストレーダー株式 スマートフォン」でのETFの買い方

マネックス証券の株アプリ「マネックストレーダー株式 スマートフォン」で、東証ETFを買う方法を見ていきましょう。
※参考:マネックス証券「マネックストレーダー株式 スマートフォン」

「マネックストレーダー株式 スマートフォン」を起動後、画面下の「銘柄・取引」をタップすると、銘柄検索の画面になります。

注文したい銘柄の銘柄コード(今回は1545)を入力すると、銘柄候補が表示されるためタップします。

銘柄の情報(気配値)が表示されるので、画面右下にある「注文」をタップします。

注文画面になるので、以下のように入力していきます。

「注文方式」は「現物」「買」「通常」です。

「数量」には、注文したい株数を入力します。

「SOR」は、成行注文するためオフにしておきます。

大引けで注文したい場合には、「価格」を「成行」、執行条件を「引け」、有効期限は「当日後場のみ」にしてください。

もうちょっとだけ画面が続きます。

口座区分は、「NISA」を選択します(画面では「特定」になっていますが、ご了承ください)。

最後に、「次へ (注文内容確認)」をタップして、注文内容を確認したら注文完了です。

 

ETFの売り方

ETFの売り方について見ていきましょう。

 

ETFは長期保有が目的のため基本的には売らない

ETFは、長期・積立・分散投資によって長期的な資産形成をすることが目的の金融商品であるため、基本的には売りません。

レバレッジ型やインバース型で短期投資をするなら売って利益確定することが必要ですが、それは本記事の趣旨には当てはまらないため解説しません。

 

暴落相場などで売りたくなっても我慢しよう

恐らく、「ETF 売り方」で検索して当サイトに訪れた方の多くは、ETFを長期保有することが恐くなってしまったケースが大半だと思います。

また、リーマンショックやコロナショックのような暴落相場のときも、売りたくなってしまう感情は分かります。

しかし、だからこそ、インデックス投資を続けられる人は少ないとメタ認知して考えてみてください。

世界株ETFや米国株ETFへのインデックス投資で長期・積立・分散投資していれば、長期では高確率でプラスになっていきます。

近年、世界株ETFや米国株ETFなどのインデックス投資は、誰でも簡単に年率5%以上の利回りを期待できるなどと言われることが多くなっていますが、管理人にはとてもそう思えません。

恐らく、インデックス投資を継続できるのは全体の3割いれば良い方じゃないかと思います。

それは、暴落時の感情に負けて、インデックス投資を続けられなくなってしまうためです。

仮に、暴落時に資産が大きく減ってしまうことが恐いようなら、それはインデックス投資に偏った資金管理をしている可能性があります。

全資産を世界株ETFや米国株ETFで運用していませんか?

仮に、リーマンショック級の暴落が来て、大きな含み損が出ていても、ETFを売らず、淡々と長期・積立・分散投資を継続できるでしょうか?

リーマンショックのとき、S&P500指数は2007年10月に付けた高値1576.09から2009年2月には666.79まで、-57.69%下落しました。

また、S&P500指数は、2007年10月の高値を回復したのは2013年4月と、5年6ヶ月掛かっています。

これは投資用語で言うと、最大ドローダウン率-57.69%、最大ドローダウン期間5年6ヶ月ということになります。

ただ、リーマンショック後にも長期・積立・分散投資を継続していれば、資産は回復し、2023年9月時点では4倍以上の水準になっていました。

リーマンショックの教訓からすると、インデックス投資に投じるべき資産は、多くても全資産の半分程度になるかと思います。

2024年から新NISAが始まりますが、いくら新NISAがお得だからといって、全資産をいきなり投じることは断じておすすめできません。

リーマンショック級の暴落が起きたとして、全資産をインデックス投資に投じていたら資産が半分になってしまいますが、全資産の半分までに留めておけば総資産への影響は25%に済みます。

長期保有目的のETFを売りたい衝動に駆られるようなら、人生全体の資産運用(アセットアロケーション)の観点から見直した方がいいかもしれません。

 

まとめ

この記事では、ETFの基本から、ETFの選び方と買い方について解説した上で、主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)でETFを購入する方法についても紹介してきました。

ETFの選び方を一言で言うと、「成長性があり、分散投資によるリスク低減がされており、流動性がある銘柄を選ぶ」です。

この条件を満たすETFとして、当サイトでは次の3銘柄をおすすめしています。
-世界株ETF:【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
-米国株ETF:【2558】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
-米国株ETF(ハイリスク・ハイリターン):【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信

ただ、ETFを正しく選べたとしても、それだけではインデックス投資は上手くいきません。

当サイトではETFの長期・積立・分散投資を推奨しており、具体的には「新NISA枠を使って、毎年60万円ずつ世界株ETFを積み立てていく(2月・5月・8月・11月末に15万円ずつ積み立てていく)。投資する際には、流動性が最も大きくなる大引けに注文する」といったものです。

インデックス投資の目的は、ローリスクで長期的に年率5%程度の利回りを達成することにあります。

なお、今回は三大ネット証券でETFを購入する方法について、サイト、チャートソフト、アプリの3通りで紹介してきましたが、どれも差はないため、自分の好きな方法を選んで問題ありません。

 

ETF投資を始めるならマネックス証券がおすすめ!

新NISAを使ったETF投資を始めるなら、マネックス証券がおすすめです。

マネックス証券は、新NISAの取引手数料が完全無料となっており、成長投資枠を使って世界株ETFや米国株ETFを手数料無料で長期・積立・分散投資できます。

マネックスカードでクレカ投信積立すると還元率1.1%となっており、つみたて投資枠で世界株投信や米国株投信に投資するとAmazonギフト券やdポイントと交換できるマネックスポイントが貯まります。

また、マネックス証券のiDeCoは、NASDAQ100指数「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」、米国株投信「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、世界株投信「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と揃っているため、新NISAとiDeCoを同時に始めたい場合には特におすすめです。

マネックス証券

マネックス証券のETF投資について、より詳しく知りたい場合には下記記事も参照してみてください。

マネックス証券のETF投資を解説!新NISAや人気ランキング、買い方についても紹介!
「マネックス証券で新NISAを使ったETF投資はおすすめ?」「マネックス証券でETFを買う方法とは?」など、お困りではありませんか?マネックス証券では、新NISAの取引手数料が完全無料となっており、マネックスカードのクレカ投信積立の還元率が...

 

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