ETFと信用取引(信用買い)のメリット・デメリットとは?狙い目はレバレッジ型とダブルインバース型!

「ETFで信用取引するメリット・デメリットって?」「ETFで信用取引は使うべき?」「ETFの信用取引でおすすめの銘柄は?」など、ETFと信用取引について疑問に思っていませんか?

ズバリ、長期投資目的のETF投資においては、信用取引は一切使うべきではありません。

ETFで信用取引するに値するのは、短期トレード向けのレバレッジ型・ダブルインバース型ETFのみです。

この記事では、ETFを信用取引するメリット・デメリットについて解説した上で、信用取引を使ったトレードにおすすめのETFについて紹介しています。

なお、この記事は信用取引の中でも信用買いに特化した内容となっています。

ETFの空売り(信用売り)については、次の記事を参照ください。

空売りにおすすめのETFとは?ETF空売りのメリット・デメリットについて解説!
「ETFで空売りってできるの?」「ETFを空売りするメリット・デメリットって?」「空売りにおすすめのETFとは?」など、疑問に思っていませんか?ETFの多くは貸借銘柄のため空売り可能ですが、ETFの大半は長期・積立・分散投資に適するインデッ...

 

信用取引とは?

信用取引とは、証券会社に預けた現金や株式を担保に、証券会社からお金を借りて株式を買う(信用買い)、もしくは証券会社から株券を借りて売る(信用売り、空売り)取引のことです。

信用取引では、預けた担保の評価額の約3.3倍まで取引が可能です。

信用取引には、証券取引所が定めた銘柄を取引できる「制度信用取引」、証券会社の規定で行う「一般信用取引」があります。

信用取引とは基本的には「制度信用取引」を指し、最大6ヶ月の期間に渡って取引可能です。

なお、制度信用取引では、東証で「貸借銘柄」に指定された銘柄のみが空売り可能となっていることには注意しておきましょう。

大半のETFは貸借銘柄のため、多くの銘柄が空売り可能となっています。

この記事では、信用取引の中でも信用買いに焦点を当てた記事となっています。

ETFの空売り(信用売り)については、次の記事を参照ください。

空売りにおすすめのETFとは?ETF空売りのメリット・デメリットについて解説!
「ETFで空売りってできるの?」「ETFを空売りするメリット・デメリットって?」「空売りにおすすめのETFとは?」など、疑問に思っていませんか?ETFの多くは貸借銘柄のため空売り可能ですが、ETFの大半は長期・積立・分散投資に適するインデッ...

 

ETFを信用取引で信用買いするメリットや使い方

ETFを信用取引で信用買いするメリットや使い方について見ていきましょう。

 

レバレッジ型・ダブルインバース型の短期投資に効果的

ETFの一般的な使い方は、新NISA枠を使って長期・積立・分散投資によるインデックス投資をすることですが、これは現物取引で行う方が有効です(詳しくは下記のデメリットで解説します)。

ETFを信用取引で信用買いする効果的な使い方は、レバレッジ型ETF・ダブルインバース型ETFの短期投資に限られてきます。

レバレッジ型ETFとは日経平均株価やTOPIXといった指数の変動率に対して2倍の値動きをするETFで、ダブルインバース型ETFは指数の変動率に対して逆かつ倍(-2倍)の値動きをするETFです。

レバレッジ型・ダブルインバース型ETFは、長期的に逓減する性質があり、信託報酬が高く、分配金が出ないため、長期投資には向いておらず、スイングトレードやデイトレードといった短期投資に向いているETFとなっています。

短期投資においては、信用取引で最大3.3倍の玉でトレードできることは、資金効率を高める効果があります。

そもそも、日経平均株価自体が、1日で動くとしても大きくて2%程度です(2023年11月16日時点の日経平均株価は33,424円ですが、2023年に終値ベースで最も大きな上昇となったのは11月15日の+823円)。

つまり、日経平均株価のレバレッジ型ETFであっても、日中に動くのは大きくても最大4%程度にしかなりませんが、信用取引を使えば資金効率をより上げることができます。

 

ETFを信用取引で信用買いするデメリットや注意点

この記事ではETFと信用取引について解説していますが、ETFで信用取引することには短期投資を除くとデメリットしかありません。

ETFを信用取引で信用買いするデメリットや注意点について見ていきましょう。

 

信用買いには買方金利が発生するため長期投資には向いていない

ETFの一般的な使い方としては、新NISA枠を使って長期・積立・分散投資によるインデックス投資をすることですが、これは現物取引で行う方が有効です。

なぜなら、制度信用取引では6ヶ月の売買期限があり、さらに買方金利というコストが発生するためです。

現物取引なら、NISA枠で投資すれば値上がり益・分配金ともに非課税となり、主要ネット証券ではNISA枠での取引手数料も掛かりません。

なお、分配金については、信用買いで保有していた銘柄は、分配金の権利付き最終日を迎えると、配当金相当額を受け取ることができます(逆に、ETFを空売りしている場合には配当金相当額を支払うことになります)。

主要ネット証券について、制度信用取引の手数料は次の通りです。

SBI証券 楽天証券 マネックス証券
取引手数料 0円 0円 99円~385円
買方金利 2.80% 2.80% 2.80%
売方金利(貸株料) 1.10% 1.10% 1.15%
品貸料(逆日歩) 発生する可能性あり 発生する可能性あり 発生する可能性あり

※出典:SBI証券「信用取引にかかる費用」楽天証券「信用取引 手数料/金利/貸株料」マネックス証券「信用取引の種類」

ETFを信用取引で長期的に買う場合に注意が必要なのは、買方金利が発生することにあります。

仮に、1年間信用買いで保有した場合(6ヶ月ごとに買い替える)には、2.80%の買方金利が発生するため、分配金利回りが吹き飛ぶ金利が取られてしまいます。

また、何より、信用取引では新NISA枠を使えません。

当サイトで推奨しているETF投資を行う上では、信用取引は一切使う必要はありません。

 

トレードをするならETFより個別株の方がよい

当サイトでは、ETFの中ではレバレッジ型ETFとダブルインバース型ETFを短期投資向けのETFとして紹介していますが、本格的にトレードをするならETFはおすすめできません。

レバレッジ型ETF・ダブルインバース型ETFであっても、ボラティリティーが小さく利益を出しづらいためです。

トレードをするなら、市場で注目されている最強の銘柄や最弱の銘柄といった個別株の方が圧倒的に利益を出しやすいためです。

230億円トレーダーのcisさんのような機関投資家並みの資金力があるトレーダーならまだしも、管理人のような平凡なトレーダーにとっては、レバレッジ型ETF・ダブルインバース型ETFでは十分な利益は出せません。

なお管理人は、長期の資産形成はNISAを使ったETF投資で行っており、トレードは個別株(スイングトレードは東証プライム市場の銘柄、デイトレードは東証グロース市場・東証スタンダード市場の銘柄)で行っています。

逆に、ETFでのトレード、個別株の長期投資は一切行っていません。

 

ETFの空売りにもデメリットしかない

ETFの多くは貸借銘柄のため、空売り(信用売り)もできますが、基本的にはデメリットしかありません。

下落相場でレバレッジ型ETFを空売りする、上昇相場でダブルインバース型ETFを空売りするといった使い方もできなくありませんが、だったら下落相場ではダブルインバース型を買って、上昇相場ではレバレッジ型を買えばいいだけのことです。

また、買いの利益は青天井で、損失は最悪-100%(上場廃止となった場合)ですが、空売りは、損失額が青天井となる一方で、利益は最大+100%(空売りした銘柄が上場廃止となった場合)に留まります。

空売りの手数料である売方金利(貸株料)は買方金利より低いものの、空売り銘柄が多い場合には品貸料(逆日歩)が発生するリスクもあります。

また、ETFを空売りして分配金の権利付き最終日を迎えると、配当金相当額を支払うことになるため注意が必要です(レバレッジ型やダブルインバース型のETFには分配金は出ないため、実質的には影響はありません)。

いずれにしても、ETFの空売りにはデメリットしかありませんが、ETFの空売り(信用売り)について、より詳しくは次の記事を参照ください。

空売りにおすすめのETFとは?ETF空売りのメリット・デメリットについて解説!
「ETFで空売りってできるの?」「ETFを空売りするメリット・デメリットって?」「空売りにおすすめのETFとは?」など、疑問に思っていませんか?ETFの多くは貸借銘柄のため空売り可能ですが、ETFの大半は長期・積立・分散投資に適するインデッ...

 

信用取引(信用買い)に適するETFの条件

信用取引(信用買い)に適するETFの条件について見ていきましょう。

とにかく、まず第一に「流動性が十分にあること(1日の売買代金が10億円以上)」が絶対条件となります。

 

流動性が十分にあること(1日の売買代金が10億円以上)

ETFを信用取引でトレードするとしたら、十分な流動性があることが絶対条件となります。

流動性とは、取引のしやすさを示すもので、売買代金や板の状態を見ることで分かります。

短期投資(トレード)における銘柄選びにおいては、流動性があることは絶対条件です。

どうして、流動性があることが重要なのかについて、実際の例で見ていきましょう。

まず、次の板は「JPX日経400レバレッジ・インデックス」に連動するレバレッジ型ETF【1464】iFreeETF JPX日経400レバレッジ・インデックスの2023年11月16日終値時点の板です。

現在価格22,750円に対して、買い板22,635円、売り板22,730円と離れており、スプレッドが大きくなっています。

そもそも終値でも取引が成立しておらず、売ろうとしても買い板が出ている22,635円で売るしかありません。

流動性が低い銘柄では、このように現在価格に対して不利な価格で取引するしかない「流動性リスク」が発生してしまいます。

短期投資において流動性リスクが恐ろしいのは、エントリーや利益確定の際に不利な価格で約定せざるを得なくなってしまうことはもちろん、損切りしたくても逃げづらくなってしまうことが挙げられます。

なお、この日の売買代金は228万円しかありませんでした。

レバレッジ型ETFやダブルインバース型ETFであっても、このような銘柄は取引してはいけません。

続いて、レバレッジ型ETFの中でも人気が高い日経平均のレバレッジ型ETF【1458】楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型の2023年11月16日終値時点の板です。

もはや解説するまでもなく、5ティック刻みで売り板・買い板ともに数字がびっしりと埋まっており、ほぼ常に現在値で取引できる状況です。

このような銘柄は「流動性がある」と言われ、デイトレードやスイングトレードをするためには絶対必要な条件となります。

なお、この日の売買代金は88億8,979万円でした。

 

レバレッジ型・ダブルインバース型ETFは日経平均株価連動型を選ぶ

短期投資向けETFであるレバレッジ型ETF・インバース型ETF・ダブルインバース型ETFは多数上場していますが、トレードに適する銘柄は一握りです。

レバレッジ型・インバース型・ダブルインバース型ETFは、TOPIX、日経平均株価、JPX日経インデックス400に連動する銘柄が上場していますが、注目すべきは日経平均株価に連動するレバレッジ型・ダブルインバース型ETFのみです。

日経平均株価に連動するレバレッジ型・ダブルインバース型ETFは、ボラティリティーが大きく、流動性も高いためです。

TOPIXとJPX日経インデックス400に連動する銘柄は流動性が低いため、手を出すべきではありません。

 

信用取引を使ったトレードにおすすめのETF5選!

信用取引を使ったトレードにおすすめのETFについて見ていきましょう。

 

レバレッジ型ETF!【1458】楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型

【1458】楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型は、楽天投信投資顧問が運用する、「日経平均レバレッジ・インデックス」に連動するレバレッジ型ETFです。

日経平均株価に連動するレバレッジ型ETFの中では信託報酬が最も低くなっており、流動性も問題ないため、日本株上昇時に最適のETFとなります。

信託報酬(税込) 0.385%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近5年間の値動き +128.22%(10,840円→24,740円)
必要投資金額 24,740円(1口)
上場日 2015年7月15日
短期投資おすすめ度 ★★★★★
流動性 ★★★★★

流動性は、売買代金が1日100億円前後は安定してあるため、スイングトレード・デイトレードともに問題ありません。

日経平均レバレッジ型では信託報酬が圧倒的に低く、他の銘柄の半分程度となっています。

短期投資向けのレバレッジ型ETFとしては、最もおすすめの銘柄です。

なお、直近5年間の値動きは、日経平均株価連動型ETFの2倍よりも大きくなっており、トータルリターンでも大きくなっていますが、こういうこともあります。

一般論として、レバレッジ型ETFは長期的に逓減し、信託報酬も高く、分配金も出ないため、長期投資におすすめできないことには変わりありません。

 

ダブルインバース型ETF!【1459】楽天ETF‐日経ダブルインバース指数連動型

【1459】楽天ETF‐日経ダブルインバース指数連動型は、楽天投信投資顧問が運用する、「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動するダブルインバース型ETFです。

日経平均株価に連動するダブルインバース型ETFの中では信託報酬が最も低くなっており、流動性も問題ないため、日本株下落時に最適のETFとなります。

信託報酬(税込) 0.385%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近5年間の値動き -82.07%(4,760円→853円)
必要投資金額 853円(1口)
上場日 2015年7月15日
短期投資おすすめ度 ★★★★★
流動性 ★★★★★

流動性は、売買代金が1日100億円前後は安定してあるため、スイングトレード・デイトレードともに問題ありません。

日経平均ダブルインバース型では信託報酬が圧倒的に低く、他の銘柄の半分程度となっています。

下落相場時の短期投資向けのダブルインバース型ETFとしては、最もおすすめの銘柄です。

ただ、価格が大きく下がっており、価格帯が3ケタにまでなっていることから、やりづらくなっていることには注意が必要です。

また、ダブルインバース型ETFは、長期的に逓減していくため、「長期で空売りすればいいのではないか?」と思うかもしれません。

確かに、勝率自体は高くなることが期待できますが、暴落相場が来た場合には踏み上げられてしまうため、そう簡単な話ではありません。

同ETFも、コロナショック時には2020年1月の安値3,300円から2020年3月には一時6,850円まで急騰しています。

もしも総資金の100%以上で空売りをしていれば、この踏み上げで一発退場になってしまいます。

 

レバナス!【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信

【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する、「NASDAQ100指数」に連動する米国株ETFです。

「NASDAQ100指数」は、米国の新興市場NASDAQに上場する時価総額が大きい100銘柄(金融業を除く)で構成される指数です。

信用取引を使って、NASDAQ100指数に連動するETFや投信に投資することは「レバナス」と呼ばれています。

リスクがある行為のため、当サイトでは一切推奨していませんが、東証ETFでレバナスをするとしたら、こちらの銘柄が最有力です。

信託報酬(税込) 0.22%
分配金 57円(年1回)
分配金利回り 0.23%
直近5年間の値動き +203.32%(7,980円→24,205円)
必要投資金額 24,205円(1口)
上場日 2010年8月16日
長期投資おすすめ度 ★★★★★
流動性 ★★★

NASDAQ100指数連動型ETFとしては最も代表的な銘柄となり、流動性も十分にあるためトレードも可能です。

NASDAQ100指数に連動する同銘柄は、直近5年間で約3倍の値上がり益となっており、これは全ETF中でもトップクラスの数値となっています。

リターンを求めてETF投資をするとしたら、最有力の銘柄です。

ただ、当サイトでは、レバナスではなく、NISA枠を使った長期・積立・分散投資におすすめしています。

そもそも、レバナスというのはトレードのスキルや銘柄選びのスキルがない個人投資家が苦肉の策で行っている行為だと認識しています。

トレードスキルがあれば個別銘柄で利益が出せるため、わざわざリスクがあるレバナスをして長期保有する必要がないためです。

日本株にも、NASDAQ指数よりも大きなボラティリティーの銘柄は数多くあり、トレードスキルがあればレバナスなどする必要がありません。

 

世界株暴落時に!【2842】iFreeETF NASDAQ100インバース

恐怖指数こと「VIX指数」に連動する【1552】国際のETF VIX短期先物指数は上場廃止が決まっているため、「NASDAQ100インバース指数」に連動する【2842】iFreeETF NASDAQ100インバースを紹介します。

【2842】iFreeET NASDAQ100インバースは、大和アセットマネジメントが運用する、「NASDAQ100インバース指数」に連動するインバース型ETFです。

「NASDAQ100インバース指数」は、NASDAQ100指数の前日比変動率(%)に-1倍を乗じた変動率となるように計算された指数です。

信託報酬(税込) 0.825%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近5年間の値動き -12.42%(26,430円→23,145円)
必要投資金額 23,145円(1口)
上場日 2022年2月2日
短期投資おすすめ度 ★★★★
流動性 ★★

流動性は1~10億円程度となっており、かろうじて短期投資ができる水準です。

世界株のインバースETFとしては、S&P500指数に逆相関する「恐怖指数」こと【1552】国際のETF VIX短期先物指数が知られていますが上場廃止となる予定のため、世界株安時の短期銘柄としては、こちらの銘柄がポピュラーになっていく可能性があります。

 

マザーズETF!【2516】東証グロース250ETF

【2516】東証グロース250ETFは、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「東証グロース市場250指数」に連動する日本株ETFです。

「東証グロース市場250指数」は、東証グロース市場指数の算出対象のうち、上場時価総額を基準として選定する250銘柄により構成される時価総額加重型の指数です。

かつては「東証マザーズ指数」に連動していた銘柄で、通称“マザーズETF”と呼ばれており、玄人好みの銘柄として知られているETFとなっています。

信託報酬(税込) 0.55%
分配金 0円(年1回)
分配金利回り 0%
直近5年間の値動き -21.14%(681円→537円)
必要投資金額 5,370円(10口)
上場日 2018年2月1日
長期投資おすすめ度 ★★
流動性 ★★★

マザーズETFが難しいのは、グロース市場の有力銘柄は、東証プライム市場に昇格すると構成銘柄から抜けてしまう点です。

当サイトでこちらの銘柄を解説した2022年5月6日時点では、【4385】メルカリがマザーズ市場の時価総額トップでしたが、2023年11月時点では東証プライム市場に昇格しています。

日本株ETFの【2516】東証マザーズETFを解説!【ETF投資 2022年最新版】
今回は、【2516】東証マザーズETFについて解説していきます。【2516】東証マザーズETFは、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する、「東証マザーズ指数」に連動する日本株ETFです。なお、より詳しくは東証が公表しているETFパン...

このような性質もあるため、マザーズETFは長期投資にはおすすめできませんが、短期投資には買いと売りの双方で有効です。

特に、新型コロナ相場となった2020年にはマザーズ市場はバブル状態となったため有効でした。

また、東証グロース市場の銘柄は、大半が非貸借銘柄となっており制度信用取引で空売りできないため、新興市場の指数を空売りできるマザーズETFは貴重です。

とはいえ、リスクも相応に高いため、上級者向けの銘柄です。

 

まとめ

この記事では、ETFを信用取引するメリット・デメリットについて解説した上で、信用取引を使ったトレードにおすすめのETFについて紹介してきました。

信用取引では、NISA枠が使えず、制度信用取引の保有期限は6ヶ月となり、買方金利が発生するため、長期投資目的のETF投資において信用取引は一切使うべきではありません。

ETFで信用取引するに値するのは、短期トレード向けのレバレッジ型・ダブルインバース型ETFですが、個別株に比べると劣ります。

ETFの信用取引にはデメリットしかないため、当サイトが推奨するETF投資を実践する上では、信用口座を開設する必要もありません。

ETF投資は、現物取引の範囲内で、NISA枠を使って行うようにしましょう。

 

ETF投資を始めるならマネックス証券がおすすめ!

新NISAを使ったETF投資を始めるなら、マネックス証券がおすすめです。

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マネックス証券

マネックス証券のETF投資について、より詳しく知りたい場合には下記記事も参照してみてください。

マネックス証券のETF投資を解説!新NISAや人気ランキング、買い方についても紹介!
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